蕗子さん
のうた一覧
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春満ちて友らの発ちし後に君泣くな泣くなと菜花は揺れる
平成二十四年四月五日
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花枝の指差す先を直と見る花嫁の目縁に残る潔癖
平成二十六年三月三十一日
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おめでとう
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叶わない恋を「素敵」と聞いている十四の従妹の雛を納めり
平成二十七年三月九日
11
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今生に良し悪しはなし患いの長びく果ての今日秋の朝
平成二十八年十月八日
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波郷の句が念頭にあり
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指先で野の花の絵をなぞりゆく傘の内にて秋雨しずか
平成三十年九月十日
11
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蝉語では何と呼ぶのか一心に命の果てを追うこの夏を
令和三年八月四日
11
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薬飲み下したるその一瞬に五つ願ひて四つ消したり
平成二十三年五月三日
10
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悠久に揺られゆっくり沈みゆくこの街のうえ 幾重の雨粒
平成二十三年六月二日
10
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韮花の揺れる繁みに抱かれて地蔵は石へと戻る日を待つ
平成二十三年九月十日
10
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「あの時はありがとうね」はもう言えずただ雨は降る 優しくなりたい
平成二十五年七月三日
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Mへ
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「病むときも健やかなるも」の難しさカンナ散っても葉は残りをり
平成二十五年十月十六日
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横顔に瞼無き眼よ われはまた熱高き夜に魚の夢みる
平成二十三年五月十六日
9
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忍耐の一択がただ残される病気を持って生きるということ
平成二十四年八月十一日
9
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ミンミン蝉の声棲む樫の隧道をひと踏みひと踏み自転車の行く
平成二十八年七月二十六日
9
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検査痕かばいつ茹でる片腕に重し南瓜は湯気までも金
平成二十八年十月八日
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他人の持つものことごとく欲しくなり 一夜眠りて今日は豆煮る
平成二十三年四月三十日
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昨晩の泣いた分まで水を飲み雨も私の根まで届けよ
平成二十三年五月十一日
8
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自らの親切疑わぬ人は返事しにくき事ばかりきく
平成二十三年五月十三日
8
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スポーツバッグ持つまま訪ね来た人に病は気から などと言われり
平成二十三年五月二十日
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ささがきの牛蒡さらした水をとりほの紅き色見せるあてなく
平成二十三年七月十三日
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