蕗子さんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- 今生に良し悪しはなし患いの長びく果ての今日秋の朝 平成二十八年十月八日 11 波郷の句が念頭にあり もっと見る
- 病臥して想う秋の野その上に蒼く瞬く目の裏の星 平成二十七年十月十日 6 もっと見る
- 善きひとになりたし 一人深き夜に聞く雨の如 止まぬ日があり 平成二十七年十月十日 3 もっと見る
- 叶わない恋を「素敵」と聞いている十四の従妹の雛を納めり 平成二十七年三月九日 11 もっと見る
- ねじ切れる淋しさ感じるたび胸に湧く問いがあり 心は無駄か 平成二十五年九月十六日 5 もっと見る
- 心など有るだけ無駄と君言いて止まぬ喧嘩に間隙生まれり 平成二十五年九月十五日 6 もっと見る
- 哀しみもリュックに入れて歩いてく生き方すると決めた十九 平成二十五年七月三日 5 もっと見る
- ウィナーテイクスオールでしょうか私にも持ち得る未来あったでしょうか 平成二十五年五月六日 2 もっと見る
- 痛いのは生きてる証拠だとかいう慰めお互い飽きたね 痛い 平成二十五年五月六日 6 もっと見る
- 朝がきて嬉し、嬉しと鳥鳴けば耳に眩しき一睡もせず 平成二十五年五月四日 6 もっと見る
- 口きかぬ鳥来て枇杷の花を食みそのあとぢっと、ただぢっとせり 平成二十五年一月三十一日 5 もっと見る
- 平等に雪は降り積み平等に溶けゆく定め 今日よ、降り積め 平成二十五年一月二十日 3 もっと見る
- 寂しさを生命に焼べて立つ君の睫毛の先をゆく十三夜 平成二十四年十月三十一日 5 もっと見る
- 忍耐の一択がただ残される病気を持って生きるということ 平成二十四年八月十一日 9 もっと見る
- 臥すことも痛みも慣れて幸福は恐れを感じている時と知る 平成二十四年八月十一日 3 もっと見る
- 手の中に星を閉じ込めたかの様に虫捕りし子のそろりと歩く 平成二十四年八月三日 13 もっと見る
- バイエルをたどたどしく追う指聞こえ八朔の日に誰かとふたり 平成二十四年八月一日 6 もっと見る
- 葉桜や見留める人無きやすらぎに女三十自由に伸びよ 平成二十四年五月五日 6 もっと見る
- 地球儀の逆まわしやがて速くなり呪文のようなキョネンノイマゴロ 平成二十四年三月六日 5 もっと見る
- 雛箱の隅で無邪気に笑ってる何にも知らない去年の私 平成二十四年三月二日 6 もっと見る
