みやこうましさん
のうた一覧
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鶺鴒の春を呼ぶかに尻尾ふり土手の柳はゆられ芽吹きぬ
平成二十四年一月十二日
8
自然は春に向かっている。
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山茶花の溢れるほどに咲き乱れ散り落ち作る朱の花の盆
平成二十四年一月八日
6
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鳩すう羽南に向きて首たてる春をきくかな南の風に
平成二十四年一月七日
6
小春日に鳩も一緒に春を乞う
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寒暁に蝋梅一花目覚めたり春呼び起こす魁となり
平成二十四年一月三日
7
元旦、御所に一本の蝋梅に、小花が...
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梅園の梅の花芽の膨らみに触れて期したり花満ちる日を
平成二十三年十二月二十九日
5
小春日和に梅園を行く
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余りにも暗きこの世は真冬かな山茶花だけが無性に燃える
平成二十三年十二月二十六日
5
世の暗い方ばかり見つめているよう...
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踏み踏まれ枯れ葉こなされ土色に木枯らし吹けば土の香かおる
平成二十三年十二月二十五日
7
御所の土には御所の匂いがある。
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北向かい川さかのぼるユリカモメ比叡下ろしの厳しさに乗る
平成二十三年十二月二十四日
2
鴨川の白いユリカモメは、京都の冬...
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朽ちるとも色香とどめてそれぞれに美しく散れと紅葉は語る
平成二十三年十二月十八日
13
有終の美・・・・。
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道に盛るもみじ葉ふみて秋の音重ねば先に白き山茶花
平成二十三年十二月十七日
6
季節はめぐる、紅葉が終われば、山...
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しぐれ去り残る雨跡水鏡もみじ葉映し共に揺れけり
平成二十三年十二月十六日
9
しぐれが残す水鏡。
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金色の銀杏の落ち葉二人して掛け合う中を西日透れり
平成二十三年十二月十五日
6
銀杏葉降るなか、恋人同士が楽しそ...
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しぐれ去り葉面の露に西日さし紅葉の紅のふくらみ映えぬ
平成二十三年十二月十四日
9
しぐれ去りし後の紅葉葉は洗われて...
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しゃかりきに生きいそぐ要思わねど椿がぽたり、ねばならぬかも
平成二十三年十二月十三日
7
椿の花に無常を知らされる。
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紅葉降る峠を行けばその先に極楽ありと誘われしよう
平成二十三年十二月十二日
9
人の来ない、北山の奥に、西日に色...
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かさこそと掻いて枯葉の音を聞き軽きに知れり冬の訪れ
平成二十三年十二月十日
7
風邪をひかぬように、気をつけまし...
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紅葉の雨滴こぼれてかさかさと落ち葉奏でる秋の終章
平成二十三年十二月五日
8
紅葉の季節も足早に・・・。
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山茶花の咲けば賑やか沈黙の冬破られるその饒舌に
平成二十三年十二月四日
13
暗い冬の景色を山茶花は明らめる。
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招かれし山の温みをじかに知る落ち葉の嵩に足踏み入れて
平成二十三年十二月三日
11
秋は登山の絶好のシーズンである。...
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風立ちて時雨はじめし御所の庭暗き沈みに山茶花目覚む
平成二十三年十二月一日
12
長寿の山茶花の宴の始まるか・・・...
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