みやこうましさん
のうた一覧
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窓ぎわの観音竹の長き影春日に変り短くなりぬ
平成二十四年二月二日
16
春は確実に近ずいているようだ。
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寒さ避け部屋に移せば観葉の金の成る木が小花咲かせぬ
平成二十四年一月三十一日
8
金の成る木に花が咲くとは、・・・...
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春立てど空に冷気の滞り澄める青きに星さえ見えぬ
平成二十四年一月三十日
8
空澄みて透き通るような青空に白い...
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街中は地下水郷の網の上厳しき京の底冷え招く
平成二十四年一月二十九日
8
京都盆地は元湖底であつた。地下水...
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冬しぐれ過ぎし晴れ間に鳥の声聞きて春めく御所の梅林
平成二十四年一月二十八日
17
梅林四十雀かな鳥の声
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春まじかベンチを直す槌の音ひびく辺りに山茶花の散る
平成二十四年一月二十八日
15
春に備えて御所の衣替え、冷たい空...
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梅が枝の春の息吹に応えけり秀むら立て立て蕾み飾りつ
平成二十四年一月二十七日
11
梅の営みが賑やかになって来た。
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大文字雪しぐる間の間隙に動く人見る一の字辺り
平成二十四年一月二十六日
8
御所から見える大文字山、雪が降っ...
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葉を落としまっすぐ伸びるメタセコイヤ生国を恋してロケットになる
平成二十四年一月二十五日
5
御所の松林では、メタセコイヤは異...
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古梅の春に備えて新芽つけ貫禄示す太き幹かな
平成二十四年一月二十四日
3
梅の花は古木が似合う。
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雪降れどしっかり花芽下支え梅の古木は寒きに耐えぬ
平成二十四年一月二十四日
5
雪降れど春を支える古木かな
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春近しいつも仲良きせきれいのつがいの一つ腹膨れいぬ
平成二十四年一月二十三日
7
ほんわかと春の到来偲ばせる。
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冬時雨やわらぐなかの曇り空しんなり包む春の蠢き
平成二十四年一月二十一日
11
京の街は雪降らず雨模様、寒さもゆ...
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梅が枝の萌える花芽を横に見て今は限りと山茶花の咲く
平成二十四年一月二十日
8
山茶花はまだまだ頑張って咲いてい...
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梅が枝のつぶらな花芽日をおいてふっくら円か春に備えぬ
平成二十四年一月十九日
15
今日は雨、今年は春も早そうだ。梅...
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白雪の深みを行けば身にしみて死に憧れぬ冬の北山
平成二十四年一月十九日
17
京の北山の、雪に埋もれて居る山辺...
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蝋梅は黄々と目覚めて来る春をベルを振り振り歓迎してる
平成二十四年一月十八日
7
蝋梅は梅の先兵、春の魁。 (黄...
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雪降れど染まらぬ道路黒ずみて白き標識ばかり目に立つ
平成二十四年一月十六日
8
たまに、京の街に雪のちらつくこと...
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雪降らず冬の化粧もままならぬ京の洛趣は春待つのみや
平成二十四年一月十五日
17
京都市内は雪が、今年は殆ど降らな...
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九十のそれ以上なきアイデンテイティー生のZ期歌読みて越ゆ
平成二十四年一月十四日
3
八十代はアルファベットの「Z」の...
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