緋色さん
のうた一覧
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冬の陽の光子を溜めた空きビンが月の光に呼応する夜
平成二十三年十二月四日
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吸殻を祈りの数に見立ててる病院裏の男性の影
平成二十三年四月二十六日
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木琴を椿の下に置いている男が聴いたリストの調べ
平成二十三年九月二十八日
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どうか幸せになってね。 ...
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ぐずぐずに溶けてしまった絶望はジャムにでもして食っちまおうぜ
平成二十三年六月二十九日
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cvは野沢那智さんで。
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石橋を砕いた後に 人間は、やっと翼で飛べるのでしょう
平成二十三年九月二十日
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背水の陣ですね。
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ヤモリよりヤモリのことを知っているような気になるガラス戸の前
平成二十三年十月十五日
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かわいいですよね。ヤモリって。
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上り坂 あなたが去ったこの道を辛い時こそ踏みしめてゆく
平成二十三年十月二十三日
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「ふんいき」と正しく言えた今日こそは夜景デートに誘ってみよう
平成二十三年十一月二十三日
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ふんいき、ふいんき…
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未熟なる我らの日々を作るのはメロンソーダと吸えない煙草
平成二十三年三月一日
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メロンソーダのアイスクリームは先...
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永遠の静寂である深海の魚眼に映える那由多の花弁
平成二十三年四月二十八日
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鮟鱇がちょうちん灯し深海の夜桜愛...
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思い出の在り方として寂しさが真ん中にいる それが僕かも
平成二十三年七月十二日
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連絡が付かなくなってしまった友人...
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フリスビー代わりにしてたCDを犬から奪うその後の彼女
平成二十三年十月四日
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聴覚障害を持った女性が、インプラ...
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愛犬の尾っぽの先がお日様の色を宿して洗濯日和
平成二十三年三月二十四日
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今日の熊本は少し冷えましたが、い...
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お手玉のあずきを庭へ逃がしてる 無垢な坊やの祖母への秘密
平成二十三年五月十五日
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弟の昔話です。
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涙目が見上げた夜の星屑を君の居場所に置きかえてゆく
平成二十三年六月十日
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自販機の明かりの下でなんとなく家出のわけを考える夏
平成二十三年八月二十二日
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缶をプシュッと空ければそんな事も...
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望まれぬ浮世の常を復せしと今を勇むる鎮西の君
平成二十三年三月十九日
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「おっ達が必要とされん時が、日本...
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ヨチヨチの僕を導く拍手には感謝してます いつもセンキュー!
平成二十三年九月十一日
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1009もの拍手ありがとうござい...
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音として生きたい時がたまにある あなたが朝に怯える時とか
平成二十三年九月二十日
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歌会を開かせて頂きました。 良...
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陽だまりに寝そべる猫は白みつつ陰の部分に傷一つ持つ
平成二十三年十一月二十七日
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