緋色さん
のうた一覧
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薄紅の春雨降って画用紙に絵の具代わりのパステルカラー
平成二十三年三月十六日
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そう思うような花曇りの時期が待ち...
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メーデーメーデーこちら宇宙デブリ もはや言葉を覚えたのだが
平成二十三年三月二十一日
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そろそろ地球に帰りたいのだが。
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今はただ感謝している 寄付よりも貰ったもののほうが多くて
平成二十三年四月十三日
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こちらからの支援以上に、被災され...
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頑なな拳を許す君の手を握って返すように開こう
平成二十三年五月二十四日
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あかあかと染まる紅葉の片隅の正直者のかけらを拾う
平成二十三年九月十一日
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姿勢よくニーチェの本を読んでいる猫背を治す方法として
平成二十三年九月十一日
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あの人の水族館から逃げ出したウミガメがまだリビングに居る
平成二十四年十二月十二日
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早二年 こたつの中で結婚と離婚を予習するクリスマス
平成二十四年十二月十三日
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下駄箱と机の中がこんなにも暗かったとは 下校のチャイム
平成二十五年一月三十一日
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デバックの音が響いて箱庭の太陽はいま人と呼ばれる
平成二十五年二月五日
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ポッキーを一本残す優しさを袋ごとへし折る腕 欲しい
平成二十五年二月七日
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お話の良し悪しだけじゃないんです借りっぱなしのこの古本は
平成二十三年二月二十一日
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もう一度本人に会えたとしても、こ...
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若き日の祖父が眼鏡に閉じ込めた 流星の夜、甘き静寂
平成二十三年四月十一日
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初春のスナップエンドウ一握りしたまま夜をむかえてしまう
平成二十五年二月六日
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この欄に君の名前を書いてからヤフーじゃないと気付く パンツ履く
平成二十五年二月七日
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