横雲さん
のうた一覧
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君待てど簾動かす風も無し夏の日長く戯へ恋しき
平成二十三年六月二十八日
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夏草の下行く水や打忍び掻き分くほどに思ひ乱るる
平成二十三年六月二十七日
4
清少納言の「是をみよ上はつれなき...
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逢ふべきか皆力みたる宴の後ひとり迷へる我が身なりけり
平成二十三年六月二十六日
5
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君待ちて遠雷を聞く夕べなりはたたく空に雨雲も見ゆ
平成二十三年六月二十六日
4
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地震へ怒れる神のおどろしくはたたく空に君待ちかねつ
平成二十三年六月二十六日
2
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後朝に掛香はずす夢の跡朝たつ雲に名残惜しめり
平成二十三年六月二十五日
4
掛香(かけこう)は、柱にかけた匂...
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夏の宵ほのかに香る誰袖や打ち臥すほどに面影ぞ立つ
平成二十三年六月二十五日
7
「誰袖(たがそで)」は香料を入れ...
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優しくも扇の風に袖の香ぞ昔のままに匂い立ちつも
平成二十三年六月二十四日
5
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晴れし空晴れぬ想ひぞ翻る名残の袖の涙に濡るを
平成二十三年六月二十三日
3
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明易き夏の夜をさへあかしかねふる雨の音にみだれみだれし
平成二十三年六月二十二日
5
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水隠れてねなくに人ぞ浮き草の憂きも恋しく逢瀬待たるる
平成二十三年六月二十一日
3
(身(水)隠れて音(根)に泣き寝...
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ほんのりと白く咲く花山法師露のすがりて夕暮は雨
平成二十三年六月二十日
6
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白き花濡るるがままに零れ散る命なりけり沙羅の帯締む
平成二十三年六月十九日
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紫苑さんの沙羅の歌に
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住み侘ぶる軒にしのぶの色新た露に濡るるを眺めつつ暮る
平成二十三年六月十八日
7
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吹く風に揺れつつ絶えぬ細蟹の蜘蛛の囲の露今宵著しも
平成二十三年六月十七日
3
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早百合花ゆりも逢はむと誓ひてし花笑むほどの影を慕ひつ
平成二十三年六月十五日
4
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深草を踏み分く道の蛇苺赤き実摘むも露に濡れけり
平成二十三年六月十四日
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篝火に瀬波のしるく若鮎の甘き香を追ふ夏ぞ来にける
平成二十三年六月十三日
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闇深く一人寂しき蛍の夜焦るるままに身こそ燃ゆらめ
平成二十三年六月十一日
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沢の辺に消えまた燃えて蛍飛ぶ闇に慕へる我が身なるらむ
平成二十三年六月十一日
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