たえなかすずさん
のうた一覧
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あのぼくの赤い自転車何処でせう まいあさ漕いだサティスファクション
平成二十三年七月二十七日
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カットオフジーンズ見事切られたり「後悔はない、夏だったから」
平成二十三年八月二日
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スプーンには表面張力まだ残る私の最後の片意地の海
平成二十三年八月十一日
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この星でいちばんさむい胸にいる失恋ごときじゃ死なないぼくら
平成二十三年八月二十二日
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藍空と呼ぼう今夜は 外国に行ってしまった恋人の名を
平成二十三年八月二十二日
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限りある未来の気配がしたのかい?マックシェイクを咳き込んでいる
平成二十三年十月十六日
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交差点渡りきる前ユニゾンを電車がすべりはじめる前も
平成二十三年十月十六日
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あと何度夏に泣くのかショルダーのバッグくるくる廻して無邪気
平成二十三年十月十六日
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去る理由とくに言いたくないけれど「ほんとは妻がいた」ことでいい?
平成二十三年十一月二日
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恋愛を幾度したのか雨雲を誘う顔にて僕を誘うよ
平成二十三年十一月五日
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肌見せのニットおまえは言い出せぬ過去があるのさ 脱いでもいいよ
平成二十三年十一月五日
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くちづけに呼び名をつけてねむる日もおまえは傷が露出していた
平成二十三年十一月五日
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ひとりでも生きてゆけるわ冬は好き 十一月なら振ってもいいよ
平成二十三年十一月六日
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定位置を願うリンクの一番目冬のせいかもしれない リンク
平成二十三年十一月六日
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髪みみに掛けてくれたねキッチンで耐熱性のキス長くてね
平成二十三年十一月二十五日
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綺羅星が泣きますように便箋にきみの声だけ書けますように
平成二十三年十一月八日
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この星の暗さ告げるよ地下鉄の扉ちかくできみと揺られつ
平成二十三年十一月十二日
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数式をおぼえるようにREVLONのリップナンバー記憶させられ
平成二十三年十一月十二日
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卓上のグラス(僕らは輝かず)右手動かしNoのMailを
平成二十三年十一月十二日
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どの腕で受け止めればいいくちづけの落下速度が気になっている
平成二十三年十一月十六日
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