杏理さん
のうた一覧
(カテゴリー:全カテゴリー 並び替え:新着順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
刻みしは甘藍なれどひと思い 刃滑り薄く剥ける爪かな
平成二十三年二月八日
4
もっと見る
慕うるをただ告げてさえ寄こすなら その情をば玩びもせん
平成二十三年一月二十八日
6
もっと見る
吸う口のなし忌々し 紅李 充てがう歯をばかりりと沈む
平成二十三年一月二十六日
5
もっと見る
吐く息の白きは芥のゆえなれば 澄めば息透くと人の言いける
平成二十三年一月十九日
3
もっと見る
水気ある白肌に透くその奥は 甘きくらやみあんこくの味
平成二十三年一月十四日
8
もっと見る
風吹きて枯葉と落ちるか ささくれや 透く肉色は陽を知らぬなり
平成二十二年十二月二十一日
5
我はささくれ
もっと見る
爪枯らし 齧り千切りの 薄鋸が 合わせ花弁に 散る血のりなり
平成二十二年十二月二十一日
2
乾き割れた爪と血の滲む唇
もっと見る
えくらんをねめつけ加減に眺むれば 汝が言どもの輝点に帰せり
平成二十二年十二月十九日
1
見詰めれば解体する液晶画面
もっと見る
朽ち亡び寒からしむのもどかしさ きみ瑞歯なりわれはくちびる
平成二十二年十二月十八日
2
唇亡びて歯寒し
もっと見る
物言えど寒からじ花唇や 失せしは何ぞ秋風未だ
平成二十二年十二月十六日
2
物言えば唇寒し秋の風
もっと見る
うぶ背な毛 そよげしなるは 処女なりと 揺られをり見る 客車の揺れに
平成二十二年十二月十六日
1
女性の襟首から覗く背中に 日に...
もっと見る
嬰児の声の響きの鮮麗の顔のにこしの血汐覗けし
平成二十二年十二月十四日
1
もっと見る
吾ばかり笑むと思へり 眼より真珠の粒の連なり出でむ
平成二十二年十二月十三日
3
もっと見る
射干玉の黒衣の下に画家纏はせし麗し幽玄 ベルト・モリゾ
平成二十二年十二月十三日
3
三菱一号館美術館開館記念展 <...
もっと見る
名にし負う菫を抱く君よりも 口端あげる仰臥の君が
平成二十二年十二月十二日
3
三菱一号館美術館開館記念展 <...
もっと見る
白煙る 躰うつせど うつさぬか この身のおもひ 風呂場の鏡
平成二十二年十二月十二日
6
もっと見る
匂ひたつ枯草なりぬ夢の痕道化の得たる薔薇の一輪
平成二十二年十二月十二日
3
マルセル・カルネ『天井桟敷の人び...
もっと見る
冴え返り荒び風沁む寒巌や囲めよわれの焦がれし體
平成二十二年十二月十二日
2
もっと見る
独り寝にほつれし髪を撚り結び繋がんと願う君や彼方に
平成二十二年十二月十二日
14
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7