杏理さん
のうた一覧
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失効の旅券にや潜みたる 幼きサインと頬の膨らみ
平成二十三年十月十一日
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乗客の皆々様にご照覧 甲板たゆたう いとめづらしき宙海月
平成二十三年十月十一日
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ひとのよに疑わぬ人のあるらしと 聞かされて猶わが懐疑主義
平成二十三年十月十一日
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叢かげに蹲るその脳天に 露戴ける 公園の王
平成二十三年七月二十日
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生娘の春もえて喉乾かしむ 母知らでただ麦茶注ぐらむ
平成二十三年七月二十日
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暇惜し 髪結いもせで誰がもとへ 図書館の地下愛し人待つ
平成二十三年七月二十日
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わたくしのひそやかな部屋 ひやり床 ことり響くは誰ぞ何ぞせん
平成二十三年七月二十日
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帰りゆく君の小指をぱくりとて 呑み込んだとて 留めおけまい
平成二十三年七月二十日
3
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やわかなる膚の窪みに指すさび 潜む胎児の脈探らむと
平成二十三年六月二十八日
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指先に探り当てたる合成繊維の さも頼りなげに綻べるなど
平成二十三年六月二十八日
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晴れ空にはためけデニム 風孕み 洗濯日和 和み眺むる
平成二十三年六月二十八日
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父様に愛されし子の只中に混じりける身の眉陰りけん
平成二十三年六月二十八日
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落椿 色褪せぬれど 屹立と 萌ゆる花芯の いと濃き匂い
平成二十三年六月二十八日
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蝋燭を灯すは浮世の為ならじ ただ吾こそが すがらんとすなる
平成二十三年三月十九日
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節電など知らないのです、この灯火...
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はるさめじゃ濡れてまいろ と独りごち少女は腿のかわきをおもい
平成二十三年三月八日
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爪先を睨み提げたる雨傘 まなじり伝うつぶら雨粒
平成二十三年三月八日
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はるのあめは染み込まない
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垂れおりしうなじ うぶ毛の震えるに御父の眼 差すを覚ゆる
平成二十三年三月八日
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導きへの畏怖
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三色菫とぞ 名乗る花弁のそのかげに 誰を思いて毒育まん
平成二十三年三月八日
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橄欖の肩を彩るアカシアに カルメンシタの魔術潜むや
平成二十三年二月十日
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あさぼらけ有明の月を見んことを おそれこがれり夢結べじや
平成二十三年二月九日
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