杏理さん
のうた一覧
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物言えど寒からじ花唇や 失せしは何ぞ秋風未だ
平成二十二年十二月十六日
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物言えば唇寒し秋の風
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朽ち亡び寒からしむのもどかしさ きみ瑞歯なりわれはくちびる
平成二十二年十二月十八日
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唇亡びて歯寒し
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爪枯らし 齧り千切りの 薄鋸が 合わせ花弁に 散る血のりなり
平成二十二年十二月二十一日
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乾き割れた爪と血の滲む唇
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はるさめじゃ濡れてまいろ と独りごち少女は腿のかわきをおもい
平成二十三年三月八日
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晴れ空にはためけデニム 風孕み 洗濯日和 和み眺むる
平成二十三年六月二十八日
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指先に探り当てたる合成繊維の さも頼りなげに綻べるなど
平成二十三年六月二十八日
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わたくしのひそやかな部屋 ひやり床 ことり響くは誰ぞ何ぞせん
平成二十三年七月二十日
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失効の旅券にや潜みたる 幼きサインと頬の膨らみ
平成二十三年十月十一日
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午前二時 クリック一つ買いにける 量産型の 猫型ガール
平成二十三年十月十三日
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母親の誂えにける京雛が 徒らになり子供時代終わりし
平成二十三年十月十三日
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このひとに見初められたはまぐれとぞ 戒めてなお萌えるわが春
平成二十三年十一月二十七日
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慕えども喉に転がす思いにや いきつまりつつせめて見詰める
平成二十三年十一月二十八日
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直向きな目を向け来れる青年が何を知るかと呟き背き。
平成二十三年十二月十九日
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万年の亀わが胎に 血潮湧き 石結べるを ゆめ知らるまじ
平成二十四年四月五日
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文机の隅に干涸びたる蜜柑 奥に湛える水気をおもう
平成二十四年四月五日
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甘味屋の卓の低さに膝を寄せ交じる目線を逸らす思いや
平成二十四年四月六日
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春来り芽の吹く朝を待ち兼ねて 繰る指先のまろ花環をば
平成二十四年四月九日
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これより平成二十四年
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断髪を言い訳にする せめてこの焰は絶えず秘め留めんと
平成二十四年四月十日
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薄桃の花舞い落ちる学舎に 折り目正しきジヰンズ眩し
平成二十四年四月十九日
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街に射す白々とした陽の下に 瀕死の野鳩は何処へかくれる
平成二十四年四月十九日
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