緑里さん
のうた一覧
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旅人の足音さえも刻むような白銀のなか佇むふたり
平成二十七年十一月二十八日
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歩幅すら合わない人の幸せを祈ってはダメ祈ってはダメ?
平成二十七年十一月二十七日
4
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暗がりを照らす光が映し出す指の軌跡は途切れぬ鎖
平成二十七年十一月二十七日
2
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不特定多數の愛を振りまいて魔法使いの杖から花火
平成二十七年十一月二十七日
3
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泣いているように作った雪だるま如く児戯を言い訳にして
平成二十七年十一月二十七日
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夕やけを秘密に出来ずにいることの悲しさを知る煙草の香り
平成二十七年十一月八日
3
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ベッドから出たくないのは眠気とか冬の寒さのせいではなくて
平成二十七年十一月三日
4
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間違って不響和音と書くような人とだったら結婚したい
平成二十七年十一月二日
1
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バランスを言い訳にして手をのばす深夜コンビニカロリーメイト
平成二十七年十一月二日
2
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したこともないことをまた刻み込むいいかわるいかわからないまま
平成二十五年三月十二日
2
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されたことないことをまた刻まれるいままでどんなことをしてたの?
平成二十五年三月十二日
2
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あなたには似合わないもの私とか説明過多の写真集とか
平成二十四年九月四日
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しっとりと香りをほのかに漂わすあなたはブラックダリアが似合う
平成二十四年八月四日
4
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つなぐ手に伝わるあなたの温もりを命綱にし眠る夏の夜
平成二十四年七月三十一日
8
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一瞬で離れた指の隙間からあなたの温度が消えてなくなる
平成二十四年六月十日
7
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ゆっくりと別れを確かめるように ぱりんと鳴いて散らばる硝子
平成二十四年四月二十六日
10
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曖昧な記憶に頼る愛だから僕らは別れを選んだんだね
平成二十四年四月二十六日
1
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予報図が雨雨雨の週末を手書きで晴れに変えているきみ
平成二十三年十月七日
7
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パラパラと本の世界を行き来して気付けば今もぱらぱらと雨
平成二十三年九月三十日
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雨音がぽつぽつとなる部屋にいて誰かに抱かれる感覚になる
平成二十三年九月三十日
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