逢桜カインさん
のうた一覧
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ネットでは饒舌なあの厭世家今年も夏が来ますよ多分
平成二十三年六月五日
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メッキの剥がれたピアス耳から落つ青い錆と過去こびりつき
平成二十三年六月五日
2
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魔王も天使も少女もニートもみんな私の脳の管轄内です
平成二十三年五月二十四日
3
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明け方のヒシヒシしよる宙見れば不幸の星が近づきよるぞ
平成二十三年五月十八日
2
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日が昇り未だ目覚めぬ小娘よ目覚めておくれ我独り泣く
平成二十三年五月十八日
3
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割れた爪彫られし呪怨赤い染みあなたが投げた恋人の末
平成二十三年五月十七日
3
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如何する憎悪に生きる君ならば色好い答えに射殺されたい
平成二十三年五月十七日
3
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或るときは見えないほど暗き君の目玉の白がぬらぬらと萌え
平成二十三年五月十七日
1
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顔に這う青い幼虫あやしつつふと思うんだが愛しているよ
平成二十三年五月十日
1
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けふかほる花のまつ夜は黄泉雀あすの地に臥せ聞くこえ雀
平成二十三年四月十六日
3
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蓮の葉を渡ってゆければ花のくに君がゆくならそこで落ち合おう
平成二十三年三月二十九日
12
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本当は君が好きだと言えたらななんて思いもなきにしもあらず
平成二十三年三月二十九日
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歌姫のうたふ歌聞きうたかたの夢消え失せればすはうたたねも
平成二十三年三月二十六日
8
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明日を待つ心の空に泪落つ恋しか疎しかわかりかねゐる
平成二十三年三月二十二日
2
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まどろみの手から逃れぬこの春はいとしき君のこえを聞いても
平成二十三年三月十一日
6
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卒業の機を逸してさぁ七年め花もいよいよ白み始める
平成二十三年三月八日
6
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ドングリを連ねて作った首飾り娘に見せれば一言。ママに!
平成二十三年一月二十四日
6
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お父さん、この木はなぁに?何の花?それはママが好きだった木だよ
平成二十三年一月二十四日
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父さんは昔は木登り駄目だったおてんばなのはママゆずりかな
平成二十三年一月二十三日
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エゾリスと乾いた風に誘われて娘とドングリ割ったり投げたり
平成二十三年一月二十三日
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