逢桜カインさん
のうた一覧
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つれてって貴方が生まれた根の国にそしたら私ようやく眠れる
平成二十二年十二月十四日
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裏切りしあなたは地獄に堕ちるでせう私はあなたの供養をしませう
平成二十三年一月六日
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あなたの言う永久はあなたが死ぬまでで私の永久は永代供養よ
平成二十三年一月六日
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手探りであたたかな土をさまよへば月の影差す私のあなぼこ
平成二十三年一月十七日
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罪人よわたしの胸をかしてやろ泣きて爪立て泣きてすがれや
平成二十三年一月十八日
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明日を待つ心の空に泪落つ恋しか疎しかわかりかねゐる
平成二十三年三月二十二日
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明け方のヒシヒシしよる宙見れば不幸の星が近づきよるぞ
平成二十三年五月十八日
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メッキの剥がれたピアス耳から落つ青い錆と過去こびりつき
平成二十三年六月五日
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見たくない聞きたくないし話さない逃げる私は馬鹿で良いです
平成二十三年六月五日
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友人がそっと異性に変わるときデウスエクスマキナ助けてよ
平成二十三年六月七日
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満月の隠れる朝には牙失くし妻にふられたオオカミが泣く
平成二十三年六月十六日
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赤い靴はいて港へ闇の中我を連れ去る異人探しに
平成二十三年六月二十八日
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君が言う美しき月も暗がりのコインと紛う私などでは
平成二十六年九月八日
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ぬれ舌に皮膚の隙間をなめられてようやく気付く の在処を
平成二十六年九月八日
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空欄には自由に二文字の何かを入れ...
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火をお入れ夕日が手元を急かす頃賑わいはずれひと待つキツネ
平成二十八年一月十二日
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海航る風ときらきら踊る足姫探す旅王子の足取り
平成二十八年一月十二日
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冗談と果実はじける日曜日バイトヘアケアちょい片思い
平成二十八年一月十二日
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雪しみてしおれうつむき花散らず落ちてもあなた待つ花つばき
平成二十八年一月十三日
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ふしだらに葡萄の汁で化粧した唇割って零れ出る舌
平成二十八年一月十七日
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鳳仙花 色吸う枝葉 赤い花 触れなば爆ぜね 爪紅の花
平成二十八年七月十三日
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