さめさん
のうた一覧
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微熱のキミを抱く 七度0分 一人で生きてゆけるなど 嘘ばかり
平成二十二年十一月十日
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熱く切なく震えている ひとり祈っている キミを追いかけている
平成二十二年十一月九日
2
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歌うし踊るし泣くし叫ぶし 騒々しい 何者だキミは 天使か
平成二十二年十一月八日
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冬を肌で感じたくて 半袖のままでいる 夜よ キミが好きだ
平成二十二年十一月七日
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吾の中で 熱く 震える銀の欠片 問うなと囁く 問うなと
平成二十二年十一月七日
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これ以降 俺のつぶやく「会いたい」全部ウソです I miss you
平成二十二年十一月六日
4
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木蓮を仰ぎ見るキミ 踏みしめる 小さな足で星を支える
平成二十二年十一月五日
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檸檬の樹の下の小さいライオン 彼の名は(lion) 青かったね 空
平成二十二年十一月四日
1
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月に吠えんと黒い犬 開くが口の しかし 洩れくるは思慕 キミへの
平成二十二年十一月三日
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天の使いであるかも知れぬキミを毟る 草毟るよう キミを毟る
平成二十二年十一月二日
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裏声で詠われたのはどちらだろう キミの「死にたい」キミの「ありがと」
平成二十二年十一月一日
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知りたいと思う心が恋ふ心 黒衣のキミの声なき声を聴く
平成二十二年十月三十一日
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世界地図 黒く塗らんと欲するキミの太ももの白 空には銀河
平成二十二年十月三十日
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名前はない 血肉で出来た一本の管 ふられるために恋をする
平成二十二年十月二十九日
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赤土に並べる 骨と血と花と犬と吾とキミ 全部鋤き込む
平成二十二年十月二十八日
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目を伏せて 笑わないキミ 十七歳 そのころ俺は 旅をはじめた
平成二十二年十月二十七日
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黙り込むキミに弥勒の影を見る その岩盤もいつか撃ち抜く
平成二十二年十月二十六日
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煮こごりが融けて絡まる白飯と鮫の肉とは知らないキミと
平成二十二年十月二十五日
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雲間から差し込む切りこまれた月 キミを取り出し そっと眺める
平成二十二年十月二十四日
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キミの首 絞める夢みて 会いたくて 蠍連れてく 蛇も連れてく
平成二十二年十月二十三日
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