さめさん
のうた一覧
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耽溺 アゲハ お前は一人ぼっち でも気にすんな 俺も一人ぼっちさ
平成二十三年十月八日
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ちょっと眠るから誘惑してくれ それはたぶん闇の中にある
平成二十三年十月九日
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嵐が去って土台が残って 神話と怪物を物語れ 声
平成二十三年十二月二十六日
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たとえば息を止めて数える たとえば火にかざす きみのうたは赫いんだな
平成二十三年十二月二十六日
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鳥よ鳥 キミが蹴散らす吾の宇宙 治らない深爪 愛してる
平成二十二年十月五日
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明け六つに とりつく島はキミなのか キミで良いのか キミは良いのか
平成二十二年十月八日
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明け六つに尖塔のごと舌先のかたちを真似る 雨よ いつ止む
平成二十二年十月九日
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狂い雨 窓打つ音が吾を誘う 記憶の欠片 キミへの回廊
平成二十二年十月二十日
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レザボアの腐った肉の味を知り 小僧の肩に 黒曜の蝶
平成二十二年十月二十二日
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掃き溜めで群れて吠ゆるる負け犬の腐肉の晩餐 夏は狂えり
平成二十二年十月二十二日
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魂の ここが魂の射爆の地 夜よ 明けるな 撃て 俺を撃て
平成二十二年十月二十二日
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名前はない 血肉で出来た一本の管 ふられるために恋をする
平成二十二年十月二十九日
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世界地図 黒く塗らんと欲するキミの太ももの白 空には銀河
平成二十二年十月三十日
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熱く切なく震えている ひとり祈っている キミを追いかけている
平成二十二年十一月九日
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微熱のキミを抱く 七度0分 一人で生きてゆけるなど 嘘ばかり
平成二十二年十一月十日
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それ始まればすぐわかる キミ道化みたい ふざけてるみたい 恋だ
平成二十二年十一月十四日
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昏い影とともにあるキミが誰よりも在る誰よりも在る 泳げ
平成二十二年十一月十五日
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さらせ 全部さらせ 食ってやっから どうせそれしか出来ねえ男だし
平成二十二年十一月十九日
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きょうも穢れたよ血も流したよオレを救うキミのキラキラキラリ
平成二十二年十一月二十日
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陰に振れ陽に振れ右に振れ左に振れその振れ幅こそが君
平成二十二年十一月二十六日
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