はなさん
のうた一覧
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わたしより髪が長くてすこしだけ勝ち気できみに愛されるひと
平成二十四年三月十六日
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ものわかりいい顔をしてあなたってほんとわたしに興味ないのね
平成二十四年五月十二日
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酔っ払い、終電間際、山手線、女子会帰り、きみに会いたい
平成二十四年九月二十八日
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明日へと回る時計が冷静にきみとの距離を引き離してく
平成二十四年十月十八日
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急行に缶詰めにされこの次の駅で誰かが死んだと聞いた
平成二十二年九月二十日
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こんな日にわたしを包みこむために今日もあなたの手はあたたかい
平成二十三年一月八日
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それだけが世界の色で 振り向きも止まりもしない君の自転車
平成二十三年一月十五日
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泣きそうになるのは君といるときじゃなくって君を思い出すとき
平成二十三年二月二十七日
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終電の中想うのはさっきまでわたしの中にいた君のこと
平成二十三年三月九日
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八月を仰いで伸びた首筋の汗に抱かれてみたい真夏日
平成二十三年八月七日
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いっそもうそのからだごと入れてほしい どうせひとつになんかなれない
平成二十三年十月十一日
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新しいことなんかない これからもわたしがわたしでいられますよう
平成二十四年一月三日
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新年おめでとうございます。 ...
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おめでたいことを理由にしてきみに会いに行きたい一月四日
平成二十四年一月四日
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少年の夢を語った夜きみは生春巻きとわたしを食らう
平成二十四年一月十五日
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舞う雪を見てもなんにも詠えないわたしは不良品なのだろう
平成二十四年二月十八日
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身のすべて使って嘘をつく きみにきみが好きだと知られたくない
平成二十四年二月二十三日
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病院の二階から見る三月の空の高さに泣かされている
平成二十四年三月十一日
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いつ春が来たっていうの わたしならまださらわれずここにいるのに
平成二十四年三月二十三日
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咲いたならあとは散るだけ来年の桜はきみと見ていないかも
平成二十四年四月十一日
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タイミングよかったから今ともだちで悪かったから恋人じゃない
平成二十四年五月十四日
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