ゆべしさんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- 生き過ぎた猫の背中は大きくて膨れた昨日を少年は思う 平成二十二年十月二日 2 もっと見る
- 金色の爪が微睡む家々をそろりなぞるを猫はひとり見 平成二十二年十月二日 1 もっと見る
- 少年は家を飛び出す黒猫の水晶体が夜を覆うころ 平成二十二年十月二日 2 もっと見る
- 老猫はなぁごと鳴きて藍色に凝りし空を仰ぎて動かず 平成二十二年十月二日 3 色々と悔いの残る部分はあるのです... もっと見る
- 紺碧と緋の入り混じる昏い海まるく呑みこみ女の腹は 平成二十二年九月二十一日 5 もっと見る
- 引き攣った喉を震わす形なきイルカの影よ海は涙す 平成二十二年九月二十一日 7 もっと見る
- 胎盤に沈む夕日は死にかけの蛇の目玉よイルカの夜に 平成二十二年九月二十一日 5 もっと見る
- からからと言葉は回る糸車糸は空風絡めてワラエ 平成二十二年九月十九日 8 もっと見る
- 太陽をじゃぶじゃぶ浴びたまっさらなＴシャツを着てベランダビールよ 平成二十二年九月五日 8 まっぴるまから もっと見る
- 歌できずカーペットの上コロコロをかけて色濃き毛羽を眺める 平成二十二年九月四日 9 コロコロって、取っ手のついたロー... もっと見る
- 枝折りつお里の知れようこの立ち居花よな恨みそ我変はるまじ 平成二十二年八月三十日 5 品の悪さや根性の悪さはどうやって... もっと見る
- 厳かに佇む狐のシンメトリー鳥居に縋る我をば笑はん 平成二十二年八月二十七日 8 もっと見る
- 鉄骨の恐竜どもが眠りをりさびし工場に鈍の月の出 平成二十二年八月二十七日 2 もっと見る
- サイフォンのスイッチ入れてコポコポと眠りの底から朝が沸き立つ 平成二十二年八月二十六日 33 もっと見る
- （これは只今を煮詰めしもの。「今」に飽かば開けよ）とジャム瓶にある 平成二十二年八月二十三日 3 甘いはうまいが摂りすぎると毒 もっと見る
- 夏バテも汗といっしょに流れ出る白湯に咲いたは梅干しの花 平成二十二年八月二十三日 1 効きます。オススメです。クエン酸... もっと見る
- 赤き糸絡まりをりな右の手に鏡に浮きつる蜘蛛の巣曼陀羅 平成二十二年八月二十二日 2 もっと見る
- こんがらがっ たまま放置さ れし配線 パステル色のハ トが鳴く（十時よ） 平成二十二年八月二十二日 0 もっと見る
- 腐爛する夏をサクサクすり抜けた黄色いアゲハは季節を遡り 平成二十二年八月二十二日 3 もっと見る
- 心臓のごときトマトを貫きしガラスのピンヒの針の熱さよ 平成二十二年八月二十一日 5 結構苦労したんだから、王子との結... もっと見る
