歌織凛さん
のうた一覧
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なりたくてなれそうもない今夜また ひとり上手に悪女唄って
平成二十二年八月二十三日
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小学生の頃からファンです。悪女歌...
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聡明な君エクレアの舟食んで数式よりも恋手強くて
平成二十二年八月二十四日
9
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僕たちの正しさ肯定するように夕焼け小焼け明日に続く
平成二十二年八月二十九日
9
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夜をゆくバスの窓辺の旅人に街の灯りは重なりゆく
平成二十二年九月十一日
9
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つまづきし小石ひとつを憎めども 我に似たりて拾い合ふなり
平成二十二年八月十日
8
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夏山を仰ぎ見し花伝えゆく命の重み歳月経ても
平成二十二年八月十一日
8
空の安全を願います。
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盆の夜死者と生者に珈琲立てし母の読経はつと始まれり
平成二十二年八月十四日
8
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日に焼けし肩眩しくて嫉妬する貴方がもはや父親なんて
平成二十二年八月十八日
8
同窓会にて。
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銃声の聞こえぬ国に苦を生きて露と消えゆき千の魂
平成二十二年八月二十四日
8
死なないでね。
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シガレットケースに隠した逡巡を君に見せずにハートに火をつけ
平成二十二年九月七日
8
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指先で約束なぞり冬の朝窓辺にひとり光を見てる
平成二十二年十二月二十四日
8
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手のひらを見つめし後に合はせしは仏の弟子になりし幼子
平成二十二年八月十日
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鳴き終へしいのちを土へ還せしは大人になりし君の手のひら
平成二十二年八月十日
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遠方より友来たりて詠む。
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このカレーには淋しさが含まれておりますゆえにおかわり禁止
平成二十二年八月十二日
7
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赤飯を仏喰ひけり盆の朝南無阿弥陀仏珈琲も如何
平成二十二年八月十四日
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我が家の盆。
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真空に消えゆく姿記憶して貧幸という言葉受け止め
平成二十二年八月十五日
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貧幸とは、貧しくても幸せという・...
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ラの音に屆かないまま淋しさは秋の空へと舞ひ上がりし
平成二十二年八月十八日
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そうすれば良かったねって身勝手にラインストーンも剥がれ落ちてく
平成二十二年八月十八日
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写しゆくあなたとの日々いとおしく細き身体に静かに触れる
平成二十二年八月二十一日
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愛しい人の日々を写す尊さ。
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坂道を登り終えたら街は今世界の終わり歌ひし夕べ
平成二十二年八月二十九日
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