半格斎さん
のうた一覧
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秋津羽の休らふ野邊の花陰に秋や群れ待つ夏に續けと
平成二十二年八月七日
13
一匹のトンボがとまっている花の葉...
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朝ふく風は搖らぎて冷ややかに小枝ふるはせ夏の終はりや
平成二十二年八月七日
21
朝早くそよぐ風に、皮膚感覚として...
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むらがりて舞を見せてやもんしろの夏の餌場や山里のみち
平成二十二年八月六日
8
小道に植えてあったレモンバーム(...
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清けくも咲くや下野むらさきのうだる暑さののこる晩夏に
平成二十二年八月六日
9
この暑さの中、しもつけと紫式部が...
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たたなづく雲朱朱に染まりなば細切れ後方靜かに流る
平成二十二年八月五日
10
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朝ぼらけ蟲の音啼く鳥あらぬとて音は跡絶えて瞬間はとまりぬ
平成二十二年八月五日
8
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「月をみよ」言霊籠めてやひとことに宗家にながるる伝燈をみむ
平成二十二年八月四日
7
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老女逝き縦筋の雨縫ふごとに読経うねりて御堂よりもれる
平成二十二年八月四日
6
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白百合の香ぞ立ちながる夕間暮れ佛間を發ちておもてに向かふ
平成二十二年八月三日
13
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筑後太郎耳納の山よりながむれば大蛇青田に長まりて見ゆ
平成二十二年八月三日
10
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おみなごの保育園昼食の嫌なもの、寝たふりをして過ぎたるを待つ
平成二十二年八月三日
4
3歳ながら、なかなかやるもんです...
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やまどりや道あしばやに渡りなば、まなこひろげて一聲投げる
平成二十二年八月三日
7
車の前を足早に横切った山鳥の驚い...
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