京さん
のうた一覧
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この道は今日の私が歩く速さを知っているここは東京だ
平成二十三年二月二十四日
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ふるえている一粒一粒の氷桜を待ちきれず湯に溶かす
平成二十三年二月二十二日
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なぜ知っているかと問へば歌と云ふ夜中の部屋に招いた鳥よ
平成二十三年二月二十日
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さいきん灯りをつけたまま眠ってい...
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七分間雪の話をせず眠る寒いのでしょうその左手は
平成二十三年二月十五日
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都会の雪は積もるのが早くて溶けるのも早いほんとうに嘘
平成二十三年二月十五日
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睡眠の足りないひかり太腿が今にも眠りそうでわかるの
平成二十三年二月十三日
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寝ないとまぶしいですよね
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雪を振り払いながら押す三角ボタンでチョコレート・ソングは流れ
平成二十三年二月十一日
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伊予柑のお酒を買って工事現場にて手を振るひとにほほえむ
平成二十三年二月八日
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さっきまでわたしの一部だったこと忘れたように積もる細胞
平成二十三年二月七日
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髪を切ってひどく寂しい気分に。
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十四階から十階へ移り住み梯子をのぼる人を待つ春
平成二十三年二月六日
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届かないだれかに向かう祈りなら擦りきれるまで見守るつもり
平成二十三年二月三日
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思っては誰にも言わなかったことだけで構成されたお喋り
平成二十三年二月三日
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右手の爪が左手よりすこし長い大丈夫、風邪はうつらないから
平成二十三年一月二十八日
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きみがやさしいことは嫌になるくらい知っているから電話はしない
平成二十三年一月二十七日
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図書館のゲートの前でドロップを舐めた日たしか雨が降ってた
平成二十三年一月二十七日
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二二時二二分で止まってる時計の針はそろわないまま
平成二十三年一月二十五日
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きみをこころのささえにして生きてるともしかしたらもう言ってしまった
平成二十三年一月二十四日
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一年で一ミリずつ嫌いになって手のひらほどの長さを知った
平成二十三年一月二十一日
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きみのさみしさをわかってしまったら歌などつくらなくなるでしょう
平成二十三年一月二十一日
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いまきみはわたしのうたを聴いていてそれをだれにも言わないつもり
平成二十三年一月二十一日
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