山田杜魚さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
|
|
- 小雪舞ふ伏見稲荷の沿道の七味唐辛子のやうな侘しさ 平成二十二年五月三十一日 8 もっと見る
- 送らないからねと鉄扉を閉ざされて愚者の涙は雨となりけり 平成二十二年五月三十日 4 もっと見る
- 思ひ出は美しかつたと過去形で靜かにきしめ囘轉木馬 平成二十二年五月三十日 7 もっと見る
- バンドマン歌っておくれぼくたちの目映ゆ過ぎたる人の死せるを 平成二十二年五月二十九日 4 もっと見る
- この街は棲み辛かろう臆病なウサギおいでよ一緒に眠ろう 平成二十二年五月二十九日 3 もっと見る
- 芽吹くことなきじゃがいもが 澱粉の骸になって転がってゐる 平成二十二年五月二十八日 3 もっと見る
- 我輩は猫では無いが名前も無い ゆるりと時の函船に眠る 平成二十二年五月二十八日 5 もっと見る
- 眠りたるをんなを残しローソンでからあげくんを買ひて帰らむ 平成二十二年五月二十八日 1 もっと見る
- 奇妙な果実揺れる 造物主は今不在につき伝言をどうぞ 平成二十二年五月二十八日 3 もっと見る
- 仄あをき灯の部屋に二人きり黙り込むとき深海になる 平成二十二年五月二十八日 3 もっと見る
- 爪立ちて吾に接吻す百五十糎は嘘だつたんだねまりちやん 平成二十二年五月二十七日 2 もっと見る
- 此処ではない何処かへ向けて蹴り出せど必ず此処へ戻る鞦韆 平成二十二年五月二十七日 9 もっと見る
- 砂糖抜きの薄いコーヒー冷めるまで奥さんのこと忘れていてね 平成二十二年五月二十七日 1 もっと見る
- 自転車でここまで来たのと笑ひけるをんなの脚のしろき真夜中 平成二十二年五月二十六日 3 もっと見る
- 火曜日は燃えるゴミの日赤き柄の歯ブラシと化粧ポーチ棄てやう 平成二十二年五月二十六日 1 もっと見る
- その尻をたかく掲げよ窓の外の猫の嬌声に負けないやうに 平成二十二年五月二十六日 4 もっと見る
- 何時誰に教へられしか唇に指充て君の哭くメゾピアノ 平成二十二年五月二十六日 4 もっと見る
