さるのお気に入りの歌一覧
螢子
一日終へ暮色のせまる山際は雀色なるや初めて知りぬ
4
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粕春大君
行き合ひの空に涼風吹きそへり天地はじめて粛然とせむ
16
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詠み人知らず
朧恋 望月印で封をして君開けるのを待つ薄月夜
14
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粕春大君
天の原門渡る月の明ければ秋風さへも目にさやかなり
7
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粕春大君
月のたつ夜はわびしけれ闇に臥しわが身ひとつを手枕にして
18
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螢子
肩肘を張らずさらっと詠みたれば素直な自分の心の賛歌
8
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詠み人知らず
お互いに笑い皺増えて再会す元恋人と想う十年
7
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メイ美
三十二年の垢を洗い流すように台風を連れてきた誕生日
3
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メガネ
ますらをのいのちかさねてまもられしやまとしまねにわがいのちあり
23
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佐々一竹
海行かば水漬く屍ぞ英霊に手を合わせんと靖国へ行く
9
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きりあ
ダンサーの筋肉みたいにしなやかな恋をしたいな次の夏に
4
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赤橙黄緑
飾られた精霊船に送られる魂迎える提灯の火
4
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東娘
靴下に穴あきたるを何とせう読経の席に湧くものおもひ
18
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詠み人知らず
地震予知放送聴くが本物かと疑ったときがくんと揺れる
5
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虹雲
如何にいます父母と歌うふるさとすでに父母なき故郷に向いて
4
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詠み人知らず
青純の天に緋色の陽が刺せば吉凶斑な舞台の幕開け
5
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三夏
朝顔の咲くのを待てば眠られずとりとめもないはなしきいてね
7
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赤橙黄緑
飛行機を降りて射す陽や蒸す風が帰ってきたと実感させる
2
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詠み人知らず
ゆうぐれに待つは寂しの薄紫 白の芙蓉と月見て萎まず
12
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詠み人知らず
白にも薄桃にも紅にも戻れないこの艶知ってしまった限りは
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