石川順一のお気に入りの歌一覧
夢士
雨上がりそぞろ歩きの並木道頭上にポタリ滑る水玉
16
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朔夜
僕は僕徳めぐまれず朴訥と黙黙歩む唐変木僕
5
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群青の空
闇が降る 音が聞こえる 夜の音 世の深淵が 寄り添ってくる
5
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秋日好
湖底にて色を失くした手がふたつ近寄れもせず朽ち果てていく
11
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灰色猫
神無月ひとり参道登りゆく挨拶しつつ笑顔かわしつ
17
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灰色猫
封切ればとても涼しい筆跡で郷里の風の香りあふれて
21
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灰色猫
夜空へと召された獅子が零しゆく涙の粒は流星群に
19
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詠み人知らず
案じては たびたび訪ふるに 毒吐けば 寄りそう友も あらじとぞ思ふ
13
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詠み人知らず
簡単に理想的とか 言っちゃっていいのか 中身も知らないくせに
14
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詠み人知らず
信念の据わりて揺るがぬ気高さぞ 敬う因のひとつなりける
15
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詠み人知らず
ちとヤバい 頭に滲み入るいにしえ語 仕事の電話で応えた「行かるる」
14
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詠み人知らず
甘えてもいいってことかな ぎゅってして おねだりしたいの我慢してるよ
15
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秋日好
レース越し真珠に染まる西空よ明日くらいは仕事に行かせて
16
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灰色猫
小声では風にさらわれ届かない想いはそっと手紙に託し
20
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灰色猫
神さまが神さま殺す歴史書をクラスみんなで焚書する夜
14
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秋日好
日没を見送る窓と傾いた月過る窓 間に私
17
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秋日好
アルバムにクリップ溜まる何故かしら貝ときのこの比率が高い
10
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藤波
こんなにも 假想が増えた 社會なら私の戀も ありなんぢやない?
2
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藤波
抱かれても 抱かれなくても 苦しくて 奧似の服を 買つては捨てる
3
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明星
マカロンのお腹温し寒き朝パソコンさはる左手にもたれ
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