煩悩のお気に入りの歌一覧
石川順一
焦げて居るトースト食べる苦痛かな昼餉に食べるすき焼きの残り
10
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灰色猫
ゆく道に新たな道に華やかにふたりに春が舞いますように
22
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滝川昌之
手折らずに撮らずに置けばその花の色も匂いも風が記して
19
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へし切
花みれば都も世をも忘るなら恋ふらむ人の忘るものかは
19
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石川順一
詩の行事一言だって漏らさない「冬の旅」聞く「冬の旅」聴く
13
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石川順一
犬山へ行けば巨大なトンボかな止まりしままの駅の構内
9
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石川順一
クマゼミとヒグラシ混同するケヤキ数年前の夏の事かな
13
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灰色猫
風光る初夏を迎える葉桜のまぶしき緑にこころ癒され
19
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滝川昌之
旨そうな蓬 探してクンクンと伸びるリードが畦道を曳く
15
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へし切
春くれて 山の緑もうすく濃き移ろふ梢は はや 夏のいろ
14
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石川順一
エンツェンスベルガー「電話加入者の皆様」の詩興味深く読む
7
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石川順一
「洪水」はギュンターグラスの詩であるが「ぼくらは雨がやむのを待っている」
12
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灰色猫
はらはらと桜花が描く曲線の舞ゆく先は初夏のてのひら
24
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へし切
閑として空しきものの花のあと春はこころを侘びしめてゆく
20
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滝川昌之
気まぐれな猫のアクビと春の風 砂塵で車に並ぶ足あと
20
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石川順一
柿若葉ユスラ若葉にシークァーサー若葉もあって春の庭かな
11
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灰色猫
桜雨かがやく花は天界へ誘うが如く神秘にぬれて
19
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石川順一
浮かび行く空の城から夭折を悲しむ神や天使の小唄
13
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滝川昌之
親だけが春に変わらず変わりゆく子の新たなる暮らし案じて
20
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横井 信
川に添い菜の花とさくらつらなりてやさしく流る水は育む
12
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