詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
雪柊
積み木積む 吾子の背を撫で微笑めば「あっち行って!」と冷たいお返事
18
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水中あやめ
橘のひともとゆゑにみな人はおのがおのがの夏の夜の夢
12
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浅草大将
流さむと思ふ涙のおほとねにむかしの月をなほ惜しみつつ
14
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朧月
懐かしき物語へと手を伸ばし刻巻き戻す春の宵夢
18
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朧月
失ひし恋の痛みはいつの日か消えて想ひ出つらくなくなる
13
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朧月
眠れぬ夜空を眺めて星を見て悲しみ遠く解き放ちゆく
12
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朧月
とまらせてくれぬかと枝に鵯一羽白き梅咲く長閑な春に
16
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朧月
こころへと安らぎ与ふ歌読めば景色現れ春にとけゆく
17
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林林
残雪や漢の精の一しづく愛を求めていのちの海へ
23
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野吹
ほととぎす小夜の一声に寝覚むれば橘香る袖の五月雨
11
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野吹
秋篠のみ寺の仏にあふ今日は君がゆくすゑ千代を祈りて
15
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朧月
春風とともにこころをさらわれて何も言わずに身を任せたい
14
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朧月
木瓜の花大きな希望咲かせをりあたたかな色春よ春よと
17
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朧月
猫あゆみ夢を見せをり花朧おぼれてみたくなる刻もあり
14
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野吹
春雨はいたくなふりそ鶯の仮寝の宿の花を散らすな
15
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野吹
とくな明けそ昔の人の面影を見果てぬ短き夏の宵夢
9
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野吹
いくたびの春のめぐりに逢ひつつもなどや悲しき花の別れは
26
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たけくらべ
紫陽花の上にはのそりカタツムリ篠突く雨に我が道を行く
18
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只野ハル
残雪や漢の精の一しずく髭剃り後の肌に擦り込む
13
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只野ハル
早朝の雨に去り行く彼女の乗る機体を見つつ濡れて呑む酒
14
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