詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
街灯とヘッドライトに照らされて仕事納めと雪は静かに
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滝川昌之
手料理のリクエスト受け帰省する子を待つ妻の折る指愛し
25
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夢士
構内の特設売り場の人だかり並ぶシャンパン赤札セール
10
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へし切
巷間は今年のニュースに明け暮れて 止まぬ災害 悲しみのなか
13
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横井 信
繰り返す昨日を背負い明日へと歩く僕には風も冷たい
14
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煩悩
しんにょうへんの奴は足が速いらしいセリヌンティウスを救え
5
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うすべに
いしだたみ 下駄の素足が照れくさい うすく紅さす湯あがりの肌
18
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KEN
かの津浪 亙理の濱邊 削れども 鮭はわすれじ 阿武隈の瀬を
13
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横井 信
来年へ思いを飛ばしゆっくりと仕事納めの手帳をとじる
15
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へし切
爺ちゃんとお話ししたいと 孫の言ふ小さな願い メリークリスマス
16
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うすべに
湯けむりにきみの鼻歌聴きながら かすんだ月もほろ酔い気分
17
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夢士
爺と婆ケーキもなしのクリスマス羊羹つまみ炬燵で渋茶
14
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花散姫
幾千の言葉を積めば埋めれるの 君と隔てる凍てつく河は
6
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花散姫
四十年越え 我ら迎える 欧州は 変わらぬ顔で 黄葉散らす
10
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滝川昌之
リズムよく庭師の剪定鋏(はさみ)が丸めれば松の枝先 迎春となる
23
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灰色猫
ケンタッキーバーレルを買うぼくというたったひとりの家族のために
23
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うすべに
華やいだ街のにぎわい抜け出して 聖夜の月の静けさを聞く
15
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煩悩
映画雑誌にダイ・ハードが載っている号はもうプレミアム
5
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秋日好
聖夜去る 雛の尖ったくちばしをまだ夢に見る さえずり無きかと
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へし切
クリスマス思ひは人のそれぞれに この日ばかりは 仕合せであれ
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