煩悩のお気に入りの歌一覧
へし切
君をのみ思ふこころは 深見草 涙の雨にぬれて色こく
19
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石川順一
ハナミズキピンクや白の花付けるケヤキも若葉を茂らせて居る
15
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石川順一
石の道登れば落ちぬ様にする緊張感が自信を覆ふ
10
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灰色猫
夏の夜の儚き火垂るドロップを溶かした甘き水辺に眠れ
28
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滝川昌之
水彩でぼかして描く畦道に菜の花だけを油絵で置く
21
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石川順一
春雨が夜に本格的に降って来る雨のリズムは楽譜飛び出し
11
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石川順一
記憶から夢の中身も出て来たりのろのろ進む人は抜けずに
11
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石川順一
ラムーには行けぬイワシは捌かれて味醂その他の味付けされる
10
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へし切
あさみどり野辺はかすみにつつまれて衣かへたり夏山の色
22
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灰色猫
美しく水面に浮かぶ花筏わたしを黄泉へ沈めておくれ
19
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滝川昌之
卒業で途切れた糸を引いてみる名残りの花弁が落ちてるうちは
17
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へし切
みあげれば梢高きに桐の花すずしくかをる初夏の風
19
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石川順一
風呂にまで意図があるなら戸惑いぬ少し花冷えそれでも十六度
11
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石川順一
クマンバチ人を襲わぬ温厚さ不気味な低温唸りで誤解
10
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石川順一
牛丼は飽きぬそれでも夕餉にはサニーレタスと快晴の今日
9
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石川順一
赤飯はテーブルマーク塩味は既にあるのに塩振りすぎる
7
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石川順一
図書館に殆ど行かなくなる日々に道路交通法も気に成る
12
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滝川昌之
咲きかけの躑躅へ藤へ目が移り優柔不断なオレとミツバチ
15
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へし切
もてあます暇のはざまにもの思ふ虚しき空にかかる浮き雲
23
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石川順一
歯の秩序意訳されたる夕べかな若芽がどんどん出て来る春に
8
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