詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
狂おしい夏の日差しに茹でられて駅で待ってる優しい風を
11
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詠み人知らず
白シャツの眩しき朝の 潤しき女性の黒髪 風に乱れる
7
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滝川昌之
信号を手前の日陰で待ちながら目を細めては逃がす陽炎
28
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石川順一
ムク二羽にツマグロヒョウモン一羽飛ぶ果実や虫がたくさんあるか
16
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石川順一
青き実がシークァーサーにも実りけりムクドリが来る雀も囀り
9
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石川順一
あらびきのウィンナーには鶏と豚結着材料ポークゼラチン
14
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煩悩
暗鬱と過ごした梅雨の雨すらも一滴あまさず舐める舌先
10
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へし切
何げなく今日あることが明日もあるそんな日常があれば仕合せ
23
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詠み人知らず
ただ十分 チャリ漕ぐだけで汗みどろ 着けば拭き拭き ともかく先ず水!
8
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詠み人知らず
ユニクロのかはゆきステテコ涼しかり 真夏となれば色気ゆ通気
9
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詠み人知らず
問ひたくも問ふ能はずて澱となり 意図悟れぬまま溝深まれり
15
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詠み人知らず
矢の如く過ぎゆく時に生くものを 如何でか愁ひばかりぞ多き
16
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千映
食欲の少し落ちたる母親に好きなものだけどうぞの気持ち
9
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千映
居酒屋にそぐわぬ百合の花二輪常連客の要らぬお世話か
13
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千映
冷やし飴文字打ちながら懐かしく生姜の香り鼻を抜けゆく
14
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滝川昌之
散水のスプリンクラーは正確なテンポでかすめる蝶を遊ばせ
27
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灰色猫
財宝の地図をなくした海賊へそっと手渡す麦わら帽子
29
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KEN
茜さす安逹太良の上殘り月一夜惜しみつ醒めて白肌
9
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詠み人知らず
信じたき人は 真摯に見ゆれども 上辺繕ふ実なきものかも
11
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詠み人知らず
頼りなき第六感など打ち捨てむ 人見極むる根拠ぞほしき
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