さるのお気に入りの歌一覧
きりあ
花は散り鳥は行くけど人々はただ黙々と大地を歩く
7
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下地杏
噂する側に堕ちない生意気な二人でいようボニーとクライド
9
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詠み人知らず
ゆっくりと不安が襲うマドンナの眠気の速度と同じくらいで
1
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赤橙黄緑
秋らしさ楽しむ前やってきた寒さに戸惑い着る服をなやむ
2
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ケンイチ
おかえりを言う人はなく脱ぎ捨てた独り言は暗がりへ消え
7
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庭鳥
待つあまり類推してく望みほど虚ろに高く地に足つかず
6
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赤橙黄緑
ポケットの中でつないだあたたかな手は離れたまま。手袋買おう
2
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螢子
どうなるか解らない未来待てなくて現在を一緒に生きたいのです
71
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詠み人知らず
木枯らしの一号吹いた次の日は朝日に映える冠雪の山
8
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ケンイチ
旅の日を思ってみれば風渡り哀しいほどの青が焦げつく
10
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きりあ
丁寧に折りたたまれたナプキンに言葉を包み家を出る夜
5
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螢子
君呟く「何でも人のせいにする」その一言につぶれた未来
9
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ケンイチ
夜の空に虹を描いて待っている明日へ向かう最終電車を
5
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詩月恵
石蕗の黄色い強がり 負けないとつぶやく声が風に震える
9
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虹雲
蒼海の真中に船ひとつ白き孤独よりもなおさみしきその色
2
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螢子
見えぬ糸に吊られているや桜紅葉くるくるくると宙廻りをり
8
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でくのぼう
老ゐて知る物の哀れの慈しみ いのち知るゆへ生きとし生きむ
11
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ケンイチ
オレンジが小路を染める十月に別れの前の記憶をとどめる
7
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でくのぼう
白月がのぼりて宵は燈を點し鴉は歸れど君は歸らじ
7
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たんぽぽすずめ。
真っ直ぐに飛行機雲が十三夜雲居の月に伸びて悲しや
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