秋日好のお気に入りの歌一覧
灰色猫
禁漁の鮎を狙いし白鷺に我もなりたしゆく夏恋し
11
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灰色猫
出来かけの氷のなかに秘められて水鳥を待つ夜のみずうみ
16
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沙久
どちらにも「自分」はいるのゲマインシャフト ゲゼルシャフトにもほらよく見なよ
11
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沙久
こわごわと 蒸し器の蓋開け 「成功」に 浮かれいそいそ 職員室へ
15
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夢士
太陽のまばゆき光夏の風日暮れて涼し虫の音を聞く
13
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恣翁
ジャングルの極彩色や 地の果てに爆ぜし断片 翡翠ならむか
17
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夢士
夕暮れて蝉の音途絶ゑ陽の入りぬ虫の音高し東の月
12
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灰色猫
本当の自分の歌とはどこなのか105円のチョコミントと考える
13
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絮谷新
加速する仮想世界を疾走し末の意識は胡蝶の夢か
13
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灰色猫
眠れない夜の帳を渡りゆき虫の輪唱ベルスーズとす
13
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絮谷新
水溜の波紋明滅頻りたり廣ごる先の遺棄せしものら
12
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Chico
吾も汝れも 水潛るまま告げもせで まだ隔てなき薄い胸板
11
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林林
体内にこもりし熱に堪えきれず浮き輪の君とプールに揺れる
4
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葱りんと
寝そべって はしゃいだ疲れ 溶かしたら じんわり耳から 水抜ける温い
4
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ながさき
日常の 艱難辛苦 耐へてこそ 吾は吾たり この世で生きる
24
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詠み人知らず
秋日傘波打際で爪先に涙と書けば濡れて去りゆく
14
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へし切
空高く野路の秋草みだれ咲き色のちくさにもの思ふころ
24
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絮谷新
くらげ雲空にぽっかり浮かんだらカメレオン狩りにうってつけの日
12
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リクシアナ
三合の糯米染めし煮小豆の蒸籠に白き鎮守の幟
17
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リクシアナ
古本の匂いに噎ぶ書架高く活版堅き啄木歌集
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