詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
煩悩
お箸のことを一本という子と一膳という子の格差社会の新年
6
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恣翁
夜衾の凍みは 眼を冴えしめて 硝子戸揺らす凩聴けり
20
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横井 信
過ぎてゆく年の終わりに振り返る写真にそっと言葉を添えて
16
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へし切
何事もなく過ぎる日々 一年を思へば これが幸せと知る
17
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横井 信
年の瀬の空に飛び立つ飛行機の後ろに続くまっすぐな雲
12
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千映
料理酒味醂がどんどんなくなってお節という名の料理に幸ある
9
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千映
人間はどこに幸せ感じるか生き方見直す大晦日かな
12
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詠み人知らず
しみじみと重湯のような空見上げまあつつがなく今年も終わる
11
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滝川昌之
猪に年の主役は譲れどもマークマークの土手は譲れぬ
20
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灰色猫
年越しの蕎麦に浮かんだえびよえび新たな年を祝っておくれ
19
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夢士
年末に寄せる大波大晦日日暮れに去りて静かな年越し
12
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夢士
猿山の如き騒ぎや子らの声つられ大声老若男女
12
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煩悩
一万円を両替機でピン札にする昨年と同じ行動同じポチ袋
6
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秋日好
リサイクル家具屋に並ぶ本棚の重たき空虚にどう逆らうか
11
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KEN
からくして 雪やむ夜半に 浮かぶ月 雲に濁りつ 燈りも寒く
11
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へし切
見晴るかす鶴の港はいにしへの異国のかほり匂ひけるかな
20
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横井 信
風に耐え冬の寒さに美しく種を抱いて揺れる枯れ草
17
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横井 信
朝のまま夕陽を浴びるクレーンは土の香りに包まれ眠る
14
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秋日好
厳島 役の行者に護られて山傷癒えよ 奥の奥まで
13
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うすべに
寒空に煮物のかおり ただいまと扉を押せば ほっとした顔
20
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