速魚のお気に入りの歌一覧
コーヤ
繁茂する みどりの間に間に やまぼうし ひかりに照りて 白が艶めく
20
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へし切
この白き都わすれの花かげに偲びしひとの面影を追ふ
34
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へし切
春過ぎて山の緑はうすくこき今日よりかへる夏衣かな
33
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ヒラヤノリコ
触れてみたあの感触を思い出すから素面で越える夜の峠を
8
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石川順一
チケットを忘れて居たのを悔いる今あまりに遠き東京思ふ
14
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石川順一
不意に吹く風が葉裏を露わにし全ての濃さを薄くして行く
80
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灰色猫
水や雲かたちをなさない物たちに命の流れをふと感じおり
35
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灰色猫
夜芽吹く黒薔薇の底燃えているマグマの焔は香りを持たない
21
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詠み人知らず
竜宮に繋がると言う深海の扉にふれるアースダイバー
6
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詠み人知らず
指離れ 淋しげな微笑ひとつ咲き 雨にとけゆく きみの残り香
58
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詠み人知らず
後ろ手に 孤独で研いだ刃持つ そんな汝だから守りたくなる
21
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恣翁
榧林 潮のごとく 風に鳴り 分教場の玻璃窓揺れたり
23
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ともゆき
うたのわの歌のくさぐさ読むほどに ほの温かく胸に充ち来る
41
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まあさ
自信家の君の内なるストレスを午前三時の歯軋りに知る
82
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詠み人知らず
人魚なら 光る鱗をひとつ剥ぎ あなたの胸に縫い付けるのに
24
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灰色猫
始まりも終わりの時も知らされず誰もが今を懸命に歩く
21
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灰色猫
死んでやろうか一緒にと夢で貴方はそう言った夜に目覚めて泣いてみた
19
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詠み人知らず
寂しかろ心細かろ辛かろう水面に浮かぶ月に呟く
22
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都詩
バイオリンのコンサートを聴く聖堂に「睡魔」という名の天使下り来る
9
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あまおう
あの人が ちょっと恋しい 夜だけど 桃が甘くて 微笑んでいる
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