からしニコフのお気に入りの歌一覧
たそがれ
「どうして」と「もっと」をつけて自己弁護 どうしてもっと愛さなかった
9
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南美帆
息子の手柔く温か大きさも母に迫るも繋ぎたがりて
8
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紫草
純白を知るには色が必要で闇を知るにも光がいるよ
32
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デラモルテ
滔々と身を横たへし黒雲を透かして光る新玉の月
2
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みなま
ゆく川は滑らかに空映せども底に転がる石を隠して
14
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紫草
冬の日の光をそっと集めしか日だまり色の檸檬はたわわ
23
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詠み人知らず
面白きこともなき世も有り難し、夕餉の準備沸き立った風呂
11
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詠み人知らず
欲しいのは、たとえば砂丘、たとえば海、僕の叫びを吸うetc・・・
3
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詠み人知らず
月曜は燃やせるごみの収集日 こんがらがった吾を整理せよ
10
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詠み人知らず
落ちそうにひとつ残れり柿の実が舌打ちするがに転がり落ちぬ
13
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詠み人知らず
求めてた本を蔵書に持つひとは私の何歩先を行くのか
4
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祐鈴
毎日が始まって、また終わりいく、今年も皆にそうあればいい
5
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南 骸骨
国道に落ちたる軍手とジャンケンし負けたる我は1000歩をゆくか
11
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芳立
初昔かへりみすればあらたまの年のさかひもあらぬ空かな
11
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ほの香
ひたすらな願いことばの見栄を捨て神代の木立ちに玉砂利の音
16
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日向猫
異世界の入り口らしき水溜り 試しに石でも落としてみようか
24
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日向猫
父の癖 受け継ぎしこと ふと気づく こんなところに生きていたのね
26
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コーラ
たっぷりの空気をふくむ温かさ君の親切が僕を解かす
5
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のの子
星空に向けた懐中電灯は1000年先へ送るお返事
9
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のの子
何もない方を見つめた猫だけが無くなった月に気付いていた
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