半格斎のお気に入りの歌一覧
このは
聖夜とは?思い至ったおそらくはこころ静かに祈るひととき
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へし切
さきはひのいかなる人か連れ添へる妹が声を聞くサイレントナイト
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詠み人知らず
風邪ひとつひきぬるからに弱き声 床の中から吾に縋るがに
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詠み人知らず
リモコンで隣の家のテレビ消し 驚く翁に肩震わせる
14
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夢士
イブの夜のメール開きて苦笑ひ「サンタのジィジありがとう」なり
14
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林林
人の世の憂いを吸って尚深きポインセチアの赤よ緑よ
23
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夢士
イブの夜の二人の静夜爺と婆熱燗つけて柚子下ろし鍋
17
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恣翁
病院の検査に 如何にか 連れ行かむ 耳の遠きを認めぬ妻を
23
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詠み人知らず
背を流す湯気のみあらず頬赤る きざした君を目交ひ見れば
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秋日好
痛すぎる丑三つ時の冷蔵庫音をたてては氷河崩れる
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萱斎院
ことわりと思ひ知るともわびしきは 憂きこがらしの寄するささなみ
11
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千映
諭してもその場限りの母となり長生きもまた辛いものかと
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へし切
白菊と見まがうばかりに霜の花 枯れてなほ咲く庭の冬草
21
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ななかまど
凍雲に抗うごとく山茶花の花の赤きに佳き便り待つ
14
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千映
高齢者三人が住む我が家では「誤嚥」の文字が飛び交う日々増え
13
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び わ
今日おきて何が起こるか楽しみに朝陽に向かいじっと手合わす
10
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詠み人知らず
報われぬ道歩み来し吾が母の小さく見ゆる背中ぞ哀しき
16
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荒野のペンギン
真夜中も人が行き交う澁谷なり奈良は時間さえ眠りにつくのに
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灰色猫
海鳴りに静かな君の歌想う眠れぬ夜の底に沈んで
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君丸
降る雪は 何かきれいにするだろか 冷たい風に 心隠して
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