詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
うすべに
春近し まだ色艶に散り椿 やがて褪せゆくものと知りつつ
15
もっと見る
横井 信
雨音に部屋のふたりは言葉なく本のページを静かにめくる
12
もっと見る
もみじ☆彡
しもべなく 連れ添う雛は リビングの 出窓で我ら 夫婦を従え
15
もっと見る
夢士
椎の実の木目込み飾り雛の宵婆の形見と娘に贈る
13
もっと見る
滝川昌之
春雨に紅を濃くして花桃は南斜面の雛壇に在り
23
もっと見る
煩悩
もう大丈夫その時からは一瞬の木星の輪の一粒でいい
6
もっと見る
灰色猫
嘘のない瞳で嘘を暴いてねふたりが優しくなれますように
17
もっと見る
灰色猫
春風がぼくの未来へ吹き抜けるこれから先に何を築こう
15
もっと見る
秋日好
歌雅離れて疎し故郷の雛の祭に咲く花々よ
20
もっと見る
夢士
浅き春梅の香を聞き寒桜ぶらりぶらぶら野の花もとめ
13
もっと見る
夕夏
ほうようのせきにならびしおさなごのかずすくなきをかなたにねがう
5
もっと見る
横井 信
あふれ出す緑は芽吹き柔らかく耳に届いたせせらぎの音
7
もっと見る
横井 信
満開の梅の香りに誘われてやさしく揺らす風のささやき
9
もっと見る
うすべに
まだ広い林の空に うぐいすの初音見送る去る冬の影
9
もっと見る
夕夏
ひとりではいきられないとあらためてしるひとりっきりのけいじばん
4
もっと見る
滝川昌之
講堂はクライマックス「いざさらば」恩師称える惜別の歌
17
もっと見る
可不可
三十一つ泡沫みたい浮かんで来る 朝はやく夜おそく 歌は勝手だ
6
もっと見る
聴雨
花房をゆらす主あり木のもとに花落ちしきる川の辺の径
7
もっと見る
煩悩
雨の匂いで目覚める鬼の正体が監督としてメガホンを取る
7
もっと見る
横井 信
雨あがりそっと始まる三月にハクセキレイはささやき踊る
15
もっと見る
[1]
<<
83
|
84
|
85
|
86
|
87
|
88
|
89
|
90
|
91
|
92
|
93
>>
[402]