煩悩のお気に入りの歌一覧
横井 信
おだやかに時が流れたこんな日は夕暮れの街 ゆっくり歩く
13
もっと見る
石川順一
古い靴新しい靴飲み過ぎて二回もトイレに行くのがさだめに
7
もっと見る
石川順一
簡単に風呂で吐かれる告白はもつと繊細なのだと思ふ
10
もっと見る
石川順一
食器の音ますます響く台所私はひたすら詩作に励む
15
もっと見る
滝川昌之
花よりも莢を見ている人ばかり えんどう豆はジレンマに咲く
21
もっと見る
石川順一
はつなつの新樹新緑風薫る若葉が光る母の日に居る
16
もっと見る
へし切
夕涼み 開襟シャツに下駄の音 からころからころ 思い出 響く
17
もっと見る
石川順一
一と書き「はじめ」と「まこと」と読むらしい著名人の名前は難し
12
もっと見る
滝川昌之
雨どいの落ち葉除いて梅雨支度 雨も淀まず流れたかろう
17
もっと見る
へし切
久方に訪ふ人のあればとて気づけば己が愚痴を言ひ遣る
19
もっと見る
石川順一
メール文字いつの間にやら小さすぎフォント変更結構大変
10
もっと見る
石川順一
ドアノブの近くに蜘蛛が下を向くしばらくトイレに入れぬことに
11
もっと見る
石川順一
ありとある世界の海に身を投げる事は思わぬただよう事も
9
もっと見る
へし切
泣きそうな五月の空の悲しみに遠き雲居を思ひやるかな
22
もっと見る
滝川昌之
子育てに礼はいらぬとあの女性はいつも強がる母親でした
22
もっと見る
滝川昌之
紫陽花の花芽かぞえて雨を待つ雨に会いたい私も花芽
17
もっと見る
へし切
脳みそに都合の悪きは忘られて良きはおのずと覚えうかぶる
17
もっと見る
石川順一
真直ぐの筈が右折地帯行き跨線橋まで遠回りする
9
もっと見る
石川順一
週刊誌歯学部倍率連載は宇喜多秀家扱って居る
10
もっと見る
へし切
雲の上をじっと見つめて前を向き君と歩みし道の続きを
18
もっと見る
[1]
<<
82
|
83
|
84
|
85
|
86
|
87
|
88
|
89
|
90
|
91
|
92
>>
[169]