金木犀のお気に入りの歌一覧
夏恋
朝焼けがキリコの絵のよな色合いに街を染めてるもうじき雨ね
21
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夢士
「さようなら」曲がる車の孫の声両の手振りて星空見上ぐ
31
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河のほとり
憂きにかへつらきにかへて春されば花の咲く世ぞ今はたのしき
17
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灰色猫
皺くちゃの折り鶴ひとつ棚にあり母が飾った我初めての鶴
30
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コーヤ
温もりに 蕾ほどけた 沈丁花気高き匂い 春を知らしむ
25
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リクシアナ
ブレンドの苦みに濁す夕暮れはカップに沈むブラウンシュガー
25
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松本直哉
春コート召してあかるききみと逢ふ二子玉川駅の夕暮れ
14
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千映
古希という二文字を背負い前向いて希望探して笑顔で一歩
18
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詠み人知らず
「大丈夫」距離置かれても平気だと 言うのが私の優しいふり
16
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詠み人知らず
誰知れず 人華の中に紛れ込む 徒花ひとつ 呑氣に咲けり
15
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葱りんと
雛人形 面倒くさいと思いつつ 飾る楽しさ 少女に返る
21
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へし切
年ふればこの身は老いぬしかあれど散るとも花の春は来にけり
35
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はつなつの
朝ぼらけ一人になりし老父は柩の母に語りかけをり
16
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はつなつの
わが母を思ひつつ居て覺悟せし國際電話つひに鳴りけり
8
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はつなつの
空港より向かへる先は家ならず見知らぬ町の齋場へ行く
17
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万陽
我の手は 料理も作り 抱くことも オムツも替える 魔法の手なり
18
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沙久
「病気して心の痛みを知ったならアンタは良い上司になれるだろう」
20
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千映
寒風と霜下りし日に町内ののど自慢三位ほっとする午後
13
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沙久
「比較」って天井知らずね神にでもなったら無くなるものなのかしら
18
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蔓葵
かりそめにゆふくれなゐの花ごろも山もとかすむ春に逢ふべく
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