詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
寒風の吹く日の路地の陽溜りの枯草の下の春の芽吹きや
15
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滝川昌之
車窓には真白き富士が祝いおり成人の日の車内華やぎ
22
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もみじ☆彡
常ならず 篤く寄り添う 猫二匹 熱帯び臥せる わが身ゆえかな
14
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灰色猫
焼き芋は皮ごと食べるほうがいい甘くビターな口どけがいい
20
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KEN
爐の中で 償へぬ罪に 泣く君を 忘れたふりの 街がキラキラ
11
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inosann
親からの自立めざして別居させし息子の日常つぶさに知らず
16
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サルトル
ヘネシーのボトル片手に川原行き街の明かりは粒の輝き
5
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詠み人知らず
世の中の人知適わぬもの数多天に任せてのほほん生きてく
17
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煩悩
アフリカで一番凶暴なアニマルは河馬らしい無言のイソジン
5
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可不可
月光の虹を仰げば今は亡き駱駝と人の影絵のみ渡る
11
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詠み人知らず
故郷は雪に埋もれて面影のままにありたり除夜の音を聴く
15
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可不可
地に墜ちる真際もたげる鎌のさき 星ひとつ流れて 蟷螂
14
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inosann
眠れないと私の部屋に来る娘と事故後の苦しみ共に味わう
22
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横井 信
開かない窓の外ゆく鳥の声毛布に沈みゆっくり眠る
11
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横井 信
集まってコタツを囲むストーブの上で膨らむ餅は食べごろ
19
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幸子
腸壁の絨毛一本一本が歓喜し栄養吸い込んでいる
15
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幸子
あたたかく陽を受けて満つねこじゃらし秋の季語とて輝けるかな
14
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滝川昌之
降り出しは雨 紛れて消えた初雪の記憶とどめて伏せる庭草
22
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煩悩
避雷針に突き刺さったゴジラのポスターを焼く冬の稲妻
5
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灰色猫
ぜんざいに丸餅ふたつじっちゃんと杵つきしたこと味わいながら
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