詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
イカロスの 悲しい翼 見るやうな 雪に高舞ふ 白鳥の影
16
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うすべに
かじかんだ指に伝わる 朝焼けに梅のふくらみ もう少しだよ
11
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うすべに
木の間から 時雨の雲にせわしなく 翳っては照る冬の十五夜
13
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へし切
哀しみをかさねのり越へ人なれば 強く やさしくなりぬものかは
21
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夢士
明けやらぬ空に月影沈み行く睦月の朝の木の芽は硬し
13
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灰色猫
にわとりかたまごが先か人類のこの命題を究明しました
20
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KEN
月と雪 仄かに 草を照せども かじかみ迷ふ 寒き道かな
17
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煩悩
強欲としての赤ネクタイを艶黒のネクタイピンで誇示する愚かな独裁
6
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横井 信
ひとめぐり街を歩けば満月が雲のはざまに明るくのぞく
17
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へし切
高齢者 車の事故の多い中 それでも国は なほ働けと
23
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横井 信
柔らかく冬の朝陽に延びてゆく影に隠れた小さな花壇
14
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コタロー
初詣無病息災祈りつつ御神籤引けば我も中吉
7
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横井 信
昇りゆく少し欠けてる白月をそっと見上げた夜の訪れ
9
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へし切
ほのぼのと吾が枕べに夢ひらく老いさびし香の蝋梅の花
17
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横井 信
満ちてゆく月を見上げた交差点 明日はどこへ歩きに行こう
12
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詠み人知らず
畝傍山百九十九メートルでも息上がる大和三山最高峰
2
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夢士
降り際にひと席戻りありがとう声掛けもらふ若月の宵
10
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夢士
娘から四人の孫へ渡りきてお疲れさまと迎える晴れ着
16
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へし切
しがらみも時に縛らるなき身とて何か侘しき老いの日々かな
20
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横井 信
病院の検査が終わり温かなカレーうどんに浮かべるチーズ
11
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