詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
茅葺きの 白雪とけて 軒下を 叩くリズムに 百舌鳥のソプラノ
16
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横井 信
飛び出した勢い止めて深呼吸 雨の香りにいま少し待つ
20
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夢士
情けなや こほん と小さく咳きて胸に手を当て涙する今
18
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うすべに
長い夜 夢の結び目たどったら 暁の糸そなたへなびく
14
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へし切
頼れるは近くの他人と言ふけれど付き合い難き隣国のひと
21
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つちだゆういち
生娘に愛を乞われも固辞するは熟さぬ果実食さぬために
10
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秋日好
十九年頭脳は侵食されていく英和で探すぴたりの言葉
16
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コタロー
山茶花の雨に濡れたる花瓣の泪の如く散つてゆくかな
11
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コタロー
平成も終はりかけたる路地裏で昭和の香り探してをりぬ
13
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西村 由佳里
サーカスのテントの向こうの山すそに夕日が歌う絵本のように
8
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ななかまど
風のきてマフラーなおし福寿草枯野にひと株一日豊かに
8
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滝川昌之
どんど焼き火の粉見つめて火照るのか振る舞い酒が頬染めるのか
21
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煩悩
ほほえんで麦になるのであろう飛ぶ鳥は黄金の海に着水をする
6
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もみじ☆彡
初梅を 待たず雲居へ 駆けるひと 俗世にのこす 知見と精神
17
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灰色猫
烟られつ老いも若きもじっくりと熾き火のお芋のほふほふを待つ
25
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うすべに
冬枯れのさみしい野辺もむらすずめ さえずる声に寒さ忘れる
14
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うすべに
先生の診立てもたまに大当たり その軽口に励まされた日
11
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横井 信
祝日のゆっくり昇る太陽にひかる枯野を静かに進む
16
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KEN
君思ふ 小舟を流す 時の波 されど忘れじ あの日の淡路
19
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へし切
着飾ればおとなの形になれるともあらまほしきは大人のこころ
20
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