詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
好きなのに心は何故か半開き「好き」とひとこと素直に言へず
22
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千映
チリチリと音する玉が落ちぬよう息を堪えて線香花火
14
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恣翁
学校の 寂しく光る玻璃窓に 解答できぬ児の霊の見ゆ
20
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黒檀
脱ぎ捨てた殻を見る夏また来たる裸族に変わる楽しい我が家
6
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詠み人知らず
粋なのか遺棄なのか微妙だが父ひっくり返った蝉を表に
4
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関山里桜
今日ここに乗り合はするもまた縁と我に教へし車窓の花火
14
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千映
秋の虫鳴き始めてるその中に七夕前夜の花火の音が
11
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中野美雄
すこし歪な 月きらめけば鳴きいづる 蝉よいのちを尽くしてよとや
8
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中野美雄
腫瘍病棟に母を見舞ひて帰りゆく炎天にみのる早緑の稲穂
7
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kingface
ゐるところ為すべき務めのみあらば他は望まぬ緑寿の悟り
4
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滝川昌之
車座の職人たちの真ん中で灰皿代わりの蚊取り線香
28
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ふじこ
背中撫で君に歌った子守唄今では君が一人で歌う
35
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恣翁
PCの 朝の儀式ぞ ディスプレイを その日とともに未来へ開く
16
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石川順一
両腕の肌焼け夕餉の時気付く田園歩けば鳩に雀に
17
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恣翁
惚れ過ぎて 脳に来らし 狼狽へて 心欲する尼の斯くやと
15
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inosann
恥ずかしい思いはあれど嘘つけぬ だからそのまま詠って行くなり
23
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ガイトさん
高校のしがらみを捨て週末はただのサッカー小僧に戻る
7
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灰色猫
言の葉をひとつ握って眠り入る夢物語が始まりますよう
22
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灰色猫
一夜のみ私と君を出会わせる夏めく花は夜空にひらき
16
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灰色猫
桃色の夕焼け空は惑星が月へともらす吐息のようで
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