詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
風立ちぬ春は名のみの寒さにも芽吹く梅の枝生気の満つる
26
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寅狸
知らなんだ 歯を食いしばり 耐える事 奥歯痛める 悪い生き方
3
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ゆうくん
冬の色 その唇に咲く花は 空に扉を 開く静かに
2
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片栗粉
あれほどに会いたいとただ願う日々満月は欠け引き潮となり
9
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片栗粉
老け込んだ互いの顔をつきあわせ深まる情の心地よいこと
8
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みやこうまし
みじか歌声に出しつつ韻律に乗せて転がし熟成させる
16
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ほの香
殉教の聖ワレンティヌスに忠誠を。義理だけ渡せる宿命の金曜日。
7
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ふきのとう
悔しくて寝つけぬ夜は月を見て今日の出来ごと忘却とせん
12
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inosann
毎日が数に追われし営業の宿命に生きる 定年までと
18
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朝がお
この道はいつかあなたと歩くはず小粋なカフェが待っているから
9
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詠み人知らず
目くるめくリズムにあはせくるりくるジルバ踊らむ夜の更けるまで
6
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詠み人知らず
不潔です他人と唇あわすなど そういうわけで結婚しよう
16
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詠み人知らず
痛いのが嫌いなくせに強がって「ピアスがほしい」呟いてみる
3
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高見澤マツノ
あなたから仕事あがりの知らせきてそぞろ歩きの冬の堂島
5
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詠み人知らず
ゴールなんてないこの世界で私、リタイアしてしまいそうになる
3
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紹益
だんだんと 陽射しは長く なりぬれど まだまだ堅し 梅の蕾は
19
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詠み人知らず
冬木立ひそかに樹液孕みたり寒気のなかにいのちたしかに
9
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イマココ
来てもいない 未来を思い煩うを 取り越し苦労といへどそれでも
4
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イマココ
心配の 種をガリガリ潰すごと ミックスナッツをひたすらに食む
3
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みやこうまし
ぽうぽうとこの寒空に鳩の声肌寄す連れが欲しいと鳴くや
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