詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
緑里
鍵一つ重さが少し変化して生き抜く尺度を無くした暮らし
8
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ひの
「おめでとう」の一つ一つがあたたかいロウソクそのまま生命に灯す
9
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ppm
家中でコオロギの鳴く風流を妻は解せず悲鳴上ぐなり
4
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夕星(ゆうずつ)
漬けたるや青菜漬けの香り立ち家中廣ごり心潤す
7
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美津村
飲み残しし薬包ふたつ編みかけの毛糸とコタツの上に置かれゐき
12
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美津村
配膳棚に並ぶ患者食いづれにも季節はずれのイチゴがありぬ
9
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美津村
入院して母の居なくなりし部屋鉢の小菊が咲き揃ひたり
12
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美津村
木枯しに冷えくる夜更け入院を決めたる母の目醒めゐるらし
11
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片井俊二
雨にぬれ涙ながしたこの道も想い出にして秋風の中
8
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あふひ*・○・*
生まれ来たやや抱き富士の高嶺より見渡す雲海隙間には鷹
18
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コーヤ
古のうたの潜む心に触れゆけば今も変わらぬ温もり覚ゆ
24
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桐生賄
裏庭に ニョキと顔出す キノコ達 松茸なら・・と こっそり処分
24
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コーヤ
皿盛は紅葉野山の彩りで深まる秋を食で味わう
17
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沙久
鵯が 軒の庇に 雨宿り 寂し怖かろう 吾母となろう
16
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みん
友達がいないんですと言う君に仲間ですねと答える矛盾
11
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みん
小箱2個抱えていたら、持とうかと言われて私は女子に戻った
13
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秋日好
鵯が軒の庇に雨宿り若きふたりのキスを邪魔して
16
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絮谷新
橋脚を殘せしままの山間に汽笛傳ふる雁渡しかな
20
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鈴木たとえば
鉛筆を一本一本けずりゆくこの時間から幸せになる
10
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aki
幸ひの姿捉へて生きること日々の小さな差に氣づくこと
8
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