KENのお気に入りの歌一覧
灰色猫
老いてなお夢を忘れぬ人々へ海賊王の麦わら帽を
8
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茂作
鼻に三つピアスする子も一禮し 潛る秋空大鳥居の下
18
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詠み人知らず
澄ませれば電車レールを伝いゆく沖の汽笛が流れ着く 朝
8
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うすべに
襟たてる 風のにおいが変わってる 枯れ葉ころがす冬のささやき
7
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ながさき
物干しに 雨だれ小僧 横並び 大粒小粒 ひかり湛へて
12
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茂作
松落ち葉蹈みて渡れりさくさくと 籠の社は其處にはありて
13
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横井 信
もみじ葉に朝陽が踊る進まない今日の仕事に重い足どり
14
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滝川昌之
雪ん子のごとく降りきて地をつつきハクセキレイが冬を撒きゆく
16
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ななかまど
暮れ早き村のはずれの石仏風化の笑みを湛えておりぬ
13
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へし切
公園の落ち葉を踏みし 静寂の中に 微かな冬の足音
10
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横井 信
葉の落ちた枝の向こうに晩秋の星はまたたく桜の並木
10
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詠み人知らず
匿はれたきその思ひ海原に委ね懐深きを知らむ
6
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茂作
しみじみと夕日を吸ふや柿の實の 捥ぐ人なくて枝に殘れる
16
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へし切
来る来ない 花びら千切る占いの募る思いは 孫逢いたさに
10
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灰色猫
手をとって欲しかったけど手をとってもらえなかった世界を生きる
10
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詠み人知らず
霜月と云うに吹く風あまやかに南海生まれの雲連れて来ぬ
10
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滝川昌之
千歳飴 扇の要 父母祖父母 絆つむいで はなさぬ手と手
16
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横井 信
痛む足引きずりながら聞いている駅を出て行く列車の響き
14
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ななかまど
フォークにて巻き取るパスタ口中に一本入らずランチの宿題
12
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へし切
土手道を 少年たちが駆けていく 体育授業にマラソンの季節
10
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