falconのお気に入りの歌一覧
只野ハル
草を抜くまた草を抜く草を抜く腰がだんだん痛くなってく
9
もっと見る
び わ
はいこれと家内こでまりつんできて可憐な白き花をさしだし
7
もっと見る
聴雨
窓に聞く雨音にふとゆび折りて我が知る雨の名前数ふる
8
もっと見る
浅草大将
降りそめし雨に歌へばこの春も時のまにまにまた流れつつ
9
もっと見る
只野ハル
濁りたる流れの速き川中に鷺一羽立つ雨の翌朝
13
もっと見る
只野ハル
街角の馴染みの本屋店じまい貼り紙に見る店主の無念
16
もっと見る
浅草大将
示されし道は外れて行かぬ身もとほみほとけの影は忘れじ
7
もっと見る
矢車菊
てのひらに切手のごとくさくら触れてきみに手紙を書こうと思う
16
もっと見る
浅草大将
咲く程に土に落ち行き落ちてなほ散らぬが花か枝垂れ桜は
8
もっと見る
まほろ
レポートのタイトル欄さえ埋まらない深夜の月とまだ散らぬ花
11
もっと見る
横井 信
あたたかき 春は霞と 遠ざかる 山の峰越ゆ 歩みは鈍く
12
もっと見る
滝川昌之
下手くそなお袋まねたブルースに滲ませたのは遠いアメリカ
17
もっと見る
只野ハル
症状が進み桜に関心を示さぬ母を乗せて過ぎる
12
もっと見る
浅草大将
夢の間にむかしの春をしのばずや花の上野のそらに鳴る鐘
8
もっと見る
詠み人知らず
この里に雪降り積めば穏やかに 冬の暮らしの時流れゆく
12
もっと見る
夕夏
しょうちょうかされるげんごうせいれきでけいひせつげんしょるいのひづけ
3
もっと見る
只野ハル
また今日も取るに足りない出来事を歌に詠みつつ迷う指先
14
もっと見る
只野ハル
久々に書店に行けばこれを読まねば後悔するぞ攻撃に遭う
11
もっと見る
石川順一
金網が大袈裟に写る望遠は軍用ヘリをしかと捉える
14
もっと見る
詠み人知らず
傾ける火酒より熱く囚はれて 深く酔ひたし 今宵は 君に
15
もっと見る
[1]
<<
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
>>
[243]