蔓葵のお気に入りの歌一覧
国士
一刻と 近づく冬に 怯えつつ 机に向かう 受験生かな
3
もっと見る
へし切
ワクチンに 乙女、壮士の群れ集ふこころも知らず 慌つさまなり
12
もっと見る
灰色猫
アメリカンコミック並みのクールさでお好み焼きをひっくり返す
6
もっと見る
灰色猫
さびしげに君が見ている追憶の海が日の出でありますように
11
もっと見る
灰色猫
反芻をする器官とかいりませんミルクで愛を授かったので
6
もっと見る
灰色猫
斜塔から落とした卵が雛になり翼となって希望になった
11
もっと見る
可不可
映し身と闘ひ抜いて摑み奪る 旗は一竿 けふ決勝
5
もっと見る
うすべに
疲れ果て 緑のカーテンにがうりの ちいさいままに黄色く熟す
8
もっと見る
ながさき
為政者は いよいよ変に なりぬるか 他人の苦痛に どこ吹く風と
15
もっと見る
横井 信
夕暮れの川面に踊る赤とんぼ夏の木陰の風にささやく
16
もっと見る
タイム
初孫よ我の代はりに見ておくれ夢の未來の二十二世紀を
6
もっと見る
詠み人知らず
文の君 つもる想いを 書き記し ミミズ文字にて 恥じるが遅し
4
もっと見る
秋日好
出窓から見える男の足元が君ではないかと瞬きをする
12
もっと見る
灰色猫
離島へと送致されゆく罪人の歌を愛する人は正しい
8
もっと見る
灰色猫
表裏どちらが出てもお前らを紙のお金に替えねばならぬ
5
もっと見る
灰色猫
信じてはいけないものを信じては洗ったばかりの毛布でくるむ
5
もっと見る
灰色猫
多分ねと防衛ラインを張りました怖いくらいの恋だったので
6
もっと見る
灰色猫
波平の盆栽たちに名をつけて記念樹にする四コマ漫画
7
もっと見る
ryotak
長からむ心も知らず。黒鍵も乱さず今朝もスマホこそ触れ
11
もっと見る
橘
抜け殻のままにとまりて黙したるあらわな蝉の過去の生き様
12
もっと見る
[1]
<<
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
>>
[89]