大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
千野鶴子
すまなさとありがたさとが入り交じる我を気遣う声の温みに
10
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千野鶴子
部屋干しで1日くらいで乾くにはまだ暖かさが足りない2月
8
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千野鶴子
存外に春の女神は荒っぽい吹き荒れてみせて皆を目覚す
10
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吉野 鮎
汝が指のささやき肌に流れゆき街はつみゆく雪音に沈み
15
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コタロー
春めきて後ろ姿の野良猫がてくてく歩く何か探して
10
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コタロー
作業着をペンキで汚す鳶職人次の仕事へ道具を變へる
5
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詠み人知らず
手慣れたる渋き漆の笥に飽きて 嫁して集めし高き瀬戸物
10
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紫草
太ももに指を挟んで温める私はわたしを守ってゆける
13
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紫草
目つぶりて耳を尖らせ音ひろうおまえ前世も猫であったか
10
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石川順一
圧縮をしつつ削除もやらねばと不安が生じるこれでいいのか
10
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へし切
墨染めに咲くとや花もかなしかり見る我さへに春をうらみむ
22
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滝川昌之
席立てず余韻のままに見つめればエンドロールと君の横顔
24
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只野ハル
優しくて柔な印象不幸せ断ち切れないね俯く君は
8
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幸子
滿月やメガネ通して見る我に虹の光背重ね見せたり
9
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石川順一
物置の部屋で少しは整理する降りて雑菌臭に戸惑ふ
12
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夢士
枝垂れ咲く紅梅の庭学び舎の歴史に触れむ弥生春の陽
17
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恣翁
汁粥の煮えて 泡の滾つがに 不憫の念の込み上ぐるかな
22
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詠み人知らず
春嵐舞いて窓辺に置く塵の 白きを見れば伸ばす指先
14
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ななかまど
蕗の薹カゴからこぼれ母の居て遠い記憶のふいに新し
14
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聴雨
顔中に皺寄せ喚く初むまご炭酸ジユースに出会ひし朝に
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