まぽりんのお気に入りの歌一覧
ケンイチ
陽だまりの小さく揺らぎて止め処なき冬のひと日の紋をしめす
10
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ケンイチ
虚しさの及ばぬ空に舞ふ雪の中を歩めば続く足跡
9
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桜園
洗濯を我がしては夫のほす二人咳して鼻かみながら
14
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桜園
出來上がりし花梨蜂蜜なめたれば甘き香りにのども潤ふ
16
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桜園
歌詠まぬ夫に教えてできし歌広報のりて夫の喜ぶ
14
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ふきのとう
太陽は新成人を祝うごと澄みたる空に燦々とあり
6
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ふきのとう
華やかな成人の横を足早に通りすぎゆく老いたる我は
11
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平 美盛
紅をさす 小指に絡む 紅糸は 縁に魅かれ まだ見ぬ貴方に
7
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住川幸
永訣を偲びて掬う一椀に口付け 我は死を知らざりき
5
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やんや
ぼたぼたと傘が重たくなっていきわたしはお菓子の木になる、やがて
2
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詠み人知らず
染め色を忘れた白き紫陽花の憂ひを包む雨の囁き
68
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詠み人知らず
口唇に 感じる熱き 激情に とかされてゆく 理性のベール
18
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詠み人知らず
雪花を ものともせずに 大輪の 花ぞ開ける 二十歳の晴れ着
19
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鏡子
雨の中矢継ぎ早降る雪を見て会えぬ寂しさ積もるだけだわ
1
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樟
寒風に生まれ育ちし水仙の優しき香りに母思い出ず
2
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五穀米
切り刻む海苔がひらひら煌めいて我が手のひらから零れてゆくよ
5
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五穀米
真冬日の体の火照るほどの恋経ずに美術家名乗るつもりも
7
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五穀米
雪の日は静かに過ごすはずなるが子供らの声天下のごとく
4
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五穀米
偶然に昔の敵とすれ違い気づかれなかった新宿の街
10
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芳立
夢にだに見むと恋ふれば寝ねがてに葦田鶴の音に泣くあしたかな
3
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