紫苑のお気に入りの歌一覧
虹雲
特攻花黄色き花弁空仰ぐ往きて戻らず悲しき青春
3
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山本克夫
アサガオの感情たちあがりつつ夕暮れ時は哀しみに巻きつく
2
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山本克夫
電線がとぎれる場所に棄てられた通話料金未納の泣き声
5
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詠み人知らず
梟のような眼をした警備員地下駐車場に樹海の気配
2
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都季
ここにある空気をほんの少しだけ揺らしたいから小さくうたう
20
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下地杏
この赤はあなたの目にも赤なのかわからないまま議論している
11
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のびのび
お取り込み中恐れ入りますが零時です 鳩時計の中ためらうくちばし
12
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山本克夫
おとなにはなりきれぬ想ひあつめて眞白き まだ五月の紫陽花
12
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竹本未來
明け方のしとやかな海に抱かれにアスファルトをひたひたと歩く
16
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童
口ずさむお國訛りの童唄愛しき君は今離れけり
6
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伊藤夏人
研究を続けたいので唇を重ねる訳にはいかないですか
29
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童
千年の戀に焦がれし物の怪や吾の遺傳子今目覺めけり
1
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山本克夫
その角の美容室の先を右に曲がると去年たしかに夏だった
4
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浅草大将
我が妻の知らぬ夕暮ふるさとに歌のいしぶみ今も映ゆるを
3
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虹雲
山頭火旅せし日向山塊泣くがごとくの刈干切り歌
3
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山本克夫
縞々猫の森の図書館 まちがえて君のなくした軍手をさがす
6
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赤橙黄緑
進化することはいいことなんだけど。でも馴染めない。虹色の薔薇
6
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只野ハル
裁くことのない十三番目の普通の男でいたいと思う
6
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竹本未來
三人も殺しておいてそれだけか。世界はなんて緩いんだろう。
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詠み人知らず
星明かり冷たき砂漠のマンドリン深き夢なり寂寞たる獅子
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